0.23
部屋の中の光景を観ないように扉を閉めた。
見間違いだよな? 俺の部屋じゃなくなってたんだけど…。
もう一度開けると、学園長室の内装によく似ていた。黒いソファーにはルルが上品に座っていた。
「あれ? おかしいなぁ。ここ学校だよな? 」
「何言ってんだ? ここはマスターの部屋だぞ? 早く着替えて学校行け」
「エルもだろ? 」
「私は別に何時でもいいのだ」
ドヤ顔で椅子に座りながら言っていた。
部屋の中のタンスなどから、シャツを出して着替えていると後ろから「はわわわ」と声が聞こえてきた。
ふむ? 気のせい?
「いいから、早く着替えて‼ いつまでもぶら下がってる物を見せつけないで‼」
下着まで脱いでしまったらしく、反応が凄かった。
着替え終えると、二人とも黙っていた。
「そんじゃ行ってくるわ、部屋の扉直しとけよ。」
後ろの二人に手を振りながら部屋の扉を開けると、転送装置の前に出た。
「エル、部屋の扉改造でもした? 」
「改造なんかしてないよ? だた誰かさんの遅刻対策として試作品の小型転送装置を扉に付けてるだけだけど、何か問題でも? 」
「まぁ、便利だから良いがアリセナの部屋もそれになってるのか? 」
「もちろんだよ? もうアリ姉なら、とっくの昔に学校ついてるよ? 」
すると、扉の外から学校のチャイムが流れ始めた。
「はい、マスター罰ね」
「え? 罰て何」
「校則見てないでしょ? 」
「ナニソレ」
「まぁいいや、ルル。バカマスターを教室に連れて行ってあげて」
「うん、行こ」
ルルが、俺の服を二回引っ張った。
扉の向こうに、向かうと目の前が俺の教室の扉になっていた。
ガラガラと音を立てて引き戸を開けて中に入っていった。
「お、初日遅刻魔やっと登場したか」
「初日遅刻て、いい度胸してるわね。絶対私なら遅刻しませんわよ? 」
「早く座りたまえ、学園長が暇そうな顔でずっと待てるぞ」
自分の席を観ると、アリセナが既に座りながらノートに黒板の内容を移していた。その隣には、うつ伏せになりながらアリセナに何かを教えているエルの姿があった。
「そう言えば、そちらのお嬢さんは? 学園長によく似てるけど」
「ん? ああ、なんだルルも来たのか。こっちおいで」
俺達のことに気付いたエルが言った。
ルルは、俺の手から離れるとエルの隣でアリセナの勉強を見ていた。
ここまで読んでくれてありがとうございます
色んな人におめでとうの言葉感謝です
・部屋が変わっている
・遅刻した・・・
・罰てなに?





