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それは受け継がれていく  作者: 角砂糖みるく
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プロローグ

プロローグ


ふと、昔の事を思い出す。

その頃の俺はまだ 8歳ほどの年だったのだが両親ともに働いていたこともあり、 よく大好きだったお爺ちゃんに引き取られていた。

爺ちゃんは190cmほどの高身長を持ち、 80歳とは思えないほど 若々しい肉体を持っていて、知らない人が見たときに 歴戦の戦士のような錯覚に陥るほどの強靭な身体を持っていた。今 考えてみれば 50代に見られてもおかしくないほど 白髪が似合う人だった。


ある日、爺ちゃんはこんな事を言ってた事を思い出す。


「響谷、お前が16になったら 蔵の物をお前にやろう。必要になってくるやもしれんからなぁ〜」


俺が「なんで?」と聞いてみても教えてくれなかったけど、あまりしつこく聞くと凄く痛いデコピンが来るのを知っていた俺は、聞くのをやめておき、爺ちゃんと裏山で鬼ごっこをして遊んでいた。


そして、次の日になると 爺ちゃんが部屋で亡くなっていた、外傷もなく 病気も見つからなかったので老衰だろうという話だったが、当時の俺はまだ身近な死に触れた経験がなくて、 昨日あんなに元気だった大好きな爺ちゃんがこの世から居なくなるという喪失感に襲われ、眠りに落ちた。



その時、ある忘れられない夢を見た。

周りは一面 草原で、ずっと遠くを注視してもただ広い草原だった。そよ風が心地よく、空が晴天に恵まれていた所に 爺ちゃんが寝っ転がっていた。


その時の俺は 「やっぱり死んでなかったんだ!」と喜び 爺ちゃんの所に行こうとするもなぜかその場から身動きが取れないでいた。


声を出そうとしても なぜか声が出ない もどかしそうに見ていると爺ちゃんが、こちらに気付いた様で その場から立ち上がった後 悲しそうな顔してこんな事を言った。


「すまんな、響谷。本当はもっと一緒に居たかったが あいつとの契約が切れてしまったようだ。でも 後悔はしていない、お前という愛する孫にこの力を託すことができるのだから」


すると、爺ちゃんが俺へ近づき 手を頭に乗せると、 とても暖かいものが流れてくるような感覚に襲われた。


でも、それはとても優しいものであり 目を細めて寝落ちてしまいそうになるほどだった。 爺ちゃんは手を置きながら あの昨日の約束を再度口にする。


「16になったら蔵の物をやろう、16になる前に行っても無意味だからなぁ?この言ってることはなってみれば その時に分かる。この事だけしっかり覚えといてくれぃ」



その事を言い終わると笑顔を浮かべ頭をぽんぽんとしてきた。 次第に身体が光に溶けていくように視界が夢から現実へと覚醒して 俺は夢から醒めたのだ。



俺、【佐久間 響谷】は その約束を心に刻み込み 平凡に8年を過ごしていく………。


そして 16歳なった ある朝の事である。




初投稿です|´-`)チラッ

練習を含めてとりあえず書いてみましたw

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