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悪魔の継承  作者: 夜海 来火
第4章 願いの戦争
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61話 戦争開戦!!

僕たちは魔獣化した黒鳥を追って行った。

「ココダ…!!」

と黒鳥は言い、僕たちは立ち止った。


目の前にあったのは工場跡地だった。

僕たちは工場跡地に入ろうとしたとき、ある声が聞こえた。

「よく、ここまで来れたな。そこだけは褒めてやろう」

その声は天真だった。

建物の中から天真が現れたのだ。


「いきなりですか…!!」

と真司は言い、邪神の弓矢デイモンアーチェリーを構えた。

すると、

天真は僕たちに言ってきた。

「まてまて、オレは天使武器を持っていないんだぜ?ちょっとくらい話を聞けよ」


「何故持っていない!?まさか、覚醒の準備をしてるんじゃないのか?」

と父さんが天真に聞いた。

天真は僕たちに言った。

「そうだな、俺の言う通りにすればおしえてやる。オレ以外の三人とお前たちの三人が順番ずつ戦ってもらう。各対戦のルールは簡単。力尽きた者の負けだ」


父さんは言った。

「そのめんどくさい戦い方は覚醒の時間を稼ぐためか…?」

「さあな?」と天真は父さんに言った。


そのとき、

聖弥とセレシアと康彦が現れた。

「さぁ、天使と悪魔の戦争、スタートだ!」

と天真が言った瞬間、突然工場跡地に輝かしい光が現れた。


「今度はなんだ…!?」

と僕は言った。

「まさか、覚醒っていうのが終わったのか…!?」

とマースさんは父さんに聞くと、父さんは答えた。

「いや、これは覚醒の光じゃない…!!まさか、この光は…!!」


そのとき、

たった一人の赤ん坊が現れた。

赤ん坊は涼しい顔して寝ている…。

僕は父さんに聞いた。

「なに…赤ん坊…?なんなんだ!?」


そう思ったとき、僕たちの心に直接届くような声が聞こえた。

《ワタクシの名は創造神 レティア。悪魔と天使を創り出した者です。貴方たちが戦うのなら、止めはしません。ただ、悪魔と天使には戦いの掟があります》


「掟…?」

と父さんが言った。

《天使の継承者 武沢天真の言うように、継承者の代理となる三人の中の一人がお互いに戦い、力尽きるまで戦ってもらいます。そして最終的に勝利したほうに願いを一つ叶えましょう。悪魔の継承者 松田隼人。願いを今言いなさい》


「えっ!?いきなり言うの!?」

と僕はレティアに聞いた。

《では、先に天使の継承者 武沢天真。願いを言いなさい》

天真はレティアに言った。

「悪魔界の滅亡。俺はそれを求む」


「あいつ…!!」

と真司やマースさんは天真を睨んだ。

《悪魔の継承者 松田隼人。あなたの願いを言いなさい》

僕はレティアに言った。

「もし、願いが本当に叶うのなら…、もう二度と悪魔と天使の戦い、いや、この世のすべての戦いが起こらないようにしてくれ!!」



《承知しました。では、天使の継承者と悪魔の継承者の代理同士の大戦を開始します》


そのとき、

天真たち4人と、僕と真司とマースさんと黒鳥は光に包まれ消えた。


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