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ゴミ箱
「明日はゴミ捨ての日だから、部屋からゴミを
今日中に持ってきなさい」
ばあちゃんに言われ部屋に戻る、ゴミと言っても週末には掃除機をかけて、ゴミはゴミ箱にまとまっている。
「簡単な宿題だなぁ」
学校や塾や水泳教室で課される、難易度の高い宿題に比べれば、ものの数分で終わるから早速取り掛かる。
先月の水泳教室のスケジュール表、鼻をかんだテイッシュ、ゲームを買うのに必要なカード、かゆみ止めの塗り薬の空き箱、お菓子のクズ。
それらが混ざりあって、長時間嗅いでいたくはない香りと、積み木のようにバランスの良い形でゴミ箱に積まれていたふと嫌な事を思い出す。
水泳教室では、期待の新星にタイムを抜かれたし。
鼻をかんだ時にはベットリと手についた、ダウンロード番号は3回目でやっとできたし、痒いところは手に届きづらく塗るのは困難だった。
だがいいこともあった、お菓子は一個だけおばちゃんにあげて仲良く食べる事が出来た。
おばちゃんとの嬉しい思い出を捨てるのは、少し悲しいがそれでもいいだって──
「またゴミ箱一杯にすればいいからな」




