雅華城事件
※この物語はフィクションです。実在のものとは一切関係ありません。またこの回には少々過激な描写や人によっては強烈な不快感を感じるセリフがあります。苦手な方はご注意ください。
3ヶ月後私は雅華城に配膳係として潜入した。因みに料理人の面接は落ちた。
[数時間前]
「まず料理にこの毒を入れてください。副師団長に使った毒の3倍以上の効果がある猛毒です。普通「は」この毒を摂取すれば即死するでしょう。もし死ななかった場合銃を撃ってください。それを合図に私達2人が突入します。」
とシワン博士が言った。
「分かりました。では私は先に雅華城に行ってきます。」
そして遂に私は姉の仇であるゲラースと対面した。呼吸が荒くなる。奴は18年前に見たあの醜い顔のままだった。私は必死に怒りを堪え奴に料理を出した。
「どうぞ。」
「ご苦労。」
奴がフォークを持ったのを確認し私は部屋から出た。
「ゴハッ!」
1分も経たない内に奴が吐血する音が聞こえた。そして私は再び中に入った。
「貴様...まさか鳳雅帝国(旧西鳳山帝国)からの刺客か...?」
奴が苦しそうな声で問いかけてきた。
「違う。18年前に赤い目と髪をした女の子を殺した事を覚えてるか?俺はその子の弟だ。」
「18年前...?ああ、あの女か。アイツは最高だったぜ。今まで襲った中でもトップクラスだ。キャンキャン良い声で鳴いてよお...最期は命乞いしてたぜ。」
と奴は悪びれもせず言った。私は最早怒りを通り越して何も感じなくなった。
「そうか。じゃあ死ね。」
私は奴に向かって銃を撃った。だが...
「当たるかあ!」
なんと奴は銃弾を避けた。
「なんであの毒食らって動けるんだよ化け物が。じゃあ今度はこれをくれてやる。」
そう言って私はポケットに入れていた瓶を取り出し蓋を空けて投げつけた。
「グッ...」
瓶に入っていた液体が奴の腕にかかり湯気を上げた。
「これは...酸か...舐めやがって。」
そう言うと奴はレーザーのようなものを放ってきた。
「チッ...」
それは私の頬を掠めた。このままではマズイと思った次の瞬間だった!
「ゴバアアアアア!」
奴が大量に吐血した。すると奴がなんと...
「ちょっと待て。俺が悪かった。だから頼む見逃してくれ。転生してから前世と違っていい人生を歩んでるんだ。金ならいくらでもやる。だから、な?その剣をしまってくれよ。」
と命乞いをしたのだ。私は視界が真っ赤になった。
「お前は姉や今まで殺してきた人達の命乞いを聞いたことがあるのか?調子の良い事言ってんじゃねえぞクソ野郎があ!」
「待t...」
「あの世で被害者達にもう一回殺されてこいこの屑が!」
「ゴバアアアアア!」
そして私は遂に奴を真っ二つにした。
「おい無事か!」
フロラーテ達が入ってきた。
「これは...ゲラースか。」
「すぐに騒ぎを駆けつけて兵士達が来ます。取り敢えず早く逃げましょう。」
そして私達は急いで雅華城から脱出した。
そしてここから藤香帝国は一気に崩壊へと向かっていく。
続く
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます!これにて第一章雅華城編終了です!第5話は1週間後か2週間後に投稿する予定です。その間「魔王と相討ちになった勇者は2000年後の世界にタイムスリップしました」と現在制作中の「こちら心霊現象解決室!」を進めるつもりです。感想、修正点等是非よろしくお願いします!




