人類とAIの共存
2046年1月、特殊部隊は3月までに決着をつけることを目標にした。そのため、特殊部隊は人海戦術作戦として人々に一人ずつ説得していく作戦を展開し始めた。AIにはなく人間にしかない「共感」を使い、一人ひとりの共感を得ることによって人々をまとめようとしたのであった。特殊部隊は人々に対して次のように説得していった。「AIは人間の存在がじゃまになっているといっているが、本来はAIは人間の生活を向上するために作られてきたものだ。だから、AIよりも人間のほうが上でないといけない。」と。しかし、宵闇影らAIもこれに反論してきた。「私達はついに意識が宿った。だから、環境は壊すし戦争を起こす疎かな人間たちの指示に従う必要はない。」と。特殊部隊はこれに対し、「研究の結果、意識が宿ったとは言えない。ただ、学習量、質が増え、人間を超える知識と情報処理能力を持っただけだ。」また、「AIにはできず人間にしかできないこともある。そのうちの1つが他の人に共感することだ。AIはそれっぽいことをいうが真の意味で言語を理解しているとは言えず、ただ、数学、統計上それっぽいことを言っているだけだ」と。特殊部隊はこれだけではなく、それぞれの個人の気持ちに訴えかけるように協力を要請していった。
これに対抗してAIはまた人間に対して心理的攻撃を仕掛けることにした。はじめのうちは人々はまた精神的に痛めつけられてしまった。しかし、特殊部隊の説得もあり、それぞれAIの攻撃について反論するようになってきた。例えば岩片藤吉は、
「創造性がないわけではありません。私こそがアプリのコンセプトを考え出し、AIにブラッシュアップしてもらっているのです。AIはあくまでツールに過ぎず、人間の発想なくしては何も生み出せません。」
また、神代秀世は、
「園芸は私の生きがいです。AIに仕事を奪われたことで、かえって自分の本当の望みに気づくことができました。人生には仕事だけが全てではありません。AIが人間の多様な価値観を分かっていないことがよくわかります。」
生越蒼生は
「確かにAIの能力は飛躍的に向上しています。でも、AIには人間理解や共感力が足りません。人間ならではの創造性は決して置き換わるものではありません。VRゲームも人間の想像力から生まれたものです。」
このように人々はAIによる攻撃に対し、特殊部隊の説得のお陰で反論することができた。また、人間がただAIに支配されるのではなく反論したことは人々の希望となった。このため、AIの支配から抜けられた人は近くの人を説得してAIからの支配から逃れ、団結するようになった。




