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エピローグ 2015年7月19日 「それぞれの日常へ」

2015年7月19日


 午前七時。

 あの後一度、ソウヤ君を迎えに学校へ戻り、今は二人で帰路についている。

「スズナ……か。面白いこだったな」

「なに? ソウヤ君、浮気ですか?」

「まさか。スズナにはもう大事な人がいるよ」

 スズナの大事な人、というのはあのアパートからでてきた二人のことだろうか。あの人はひとしきり泣いた後、私に何度もお礼を言ってくれた。別れ際、スズナと、もう一人のネコ耳少女、ナズナは二人で互いの姿が見えなくなるまで小さな手を振ってくれた。

「それよりユノさ…………」

「なに?」

「いつまでそのネコ耳としっぽつけてるんだ?」

「へ…………? ふにゃっ!? ソウヤ君のバカ! どうして早く教えてくれなかったのよー!?」

 そう言いつつも、私は家に帰るまでなんとなくそれを外せずにいたのでした。


***


「もう! いい加減離しなさいよ! いつまでくっついてるつもりなの!?」

 この日、帰ってからというもの、私はあいつとナズナに一日中抱きつかれていたのだった。









大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

「梅雨の手乗りネコ耳少女冒険日記」は、今回のエピローグをもって完結です。

「手乗り」シリーズが始まってから3年、「梅雨」から数えるともう4年もたつのですね。

こんなに長く同じ作品を書き続けたのは初めてです。

ここまで大変長い間、お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。

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