level38 ボクっ子姫と城の宝はどこかなあ?
「宝ってどこにあるんだよお!?」
パパの謀略にはまって城の宝を探すことになったボクたち、でも誰もどこにあるのか知らないんだって、
ホントにあるのかなあ・・・?
「聞いたことないのですが・・・王様だけがご存知なのでしょうか・・・」
「それってさ、ホントに宝なの?何かに例えたものとか・・・あのお父さんなら有り得るわよ、現実でも変だったし」
アリアちゃんそう思ってたんだ!
でも有り得るかなあ、あのパパだし
「で、で、でわその線で探しましょう、聞き込みしましょう!」
パパを詳しい人といえば・・・メルヴィルさましか思いつかないけど・・・当たってみるか。
「この城に宝?ないと思いますけど・・・」
やっぱりそうかあ、今まで見たことないからなあ・・・
「ああ、大臣のハフハフさんなら知ってるかもしれないですね、知識人ですから。」
ハフハフさん?誰?
その人は外交大臣で他国との輸出の取引とか輸入を主に行ってるらしく城にはあまりいないらしい。でも、今日はちょうどカツヤードから帰って来たとこで執務室にいるらしい。
トントン・・・
「はい、どうぞ~♪」
執務室の中からはソプラノの声が帰って来た。中に入ると細い小人みたいな人が立っていた。
「はじめまして~姫さま♪外交大臣のハフハフ・オイシィ・トカチェフと申しますです~♪」
ハフハフってファーストネームだったんだ・・・
「メルヴィルさまにお聞きしましたが宝を探しているとか~?」
「うん、そうなんだけど。知ってますか?宝物」
「それって現物あるの?」
アリアちゃんが聞くとハフハフさんは少し考えて言った。
「ああ・・・あれかなあ?」
「あるの?おたからぁ」
「ええ、余り記憶が定かではないのですがお妃さまの杖なのではないかと・・・」
「お妃さま!?それってボクのママってこと?会ったことないよ!?」
「ですからそれも含め定かではないんです、お妃さまがいるのかいないのか・・・」
「でもボクがここにいる事が何よりの証拠でしょ?ボクその杖を探してみるよ、ありがとう!パフパフさん!」
「ハフハフです、お気をつけて・・・」
執務室から出て、目的は決まった!
お妃さま、ママの杖を探そう!




