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希望の物語第8章「美味しいはずなのに…」

いつも読んでくださりありがとうございます。第8章です。よろしくお願いします

階段を降りた先は、古びた倉庫なのに、ホコリが舞っておらず、右奥に仮民をとれそうな綺麗なベッドと中央には机に木の椅子が二つ向い合いあって置かれていました。机の右の壁の方には二つ棚が置いてあります。いざという時の飲み水と缶詰が棚の三段までおかれており、雑貨屋の商品であろうものが一番上の棚に並べられていました。ミムは小さい体で机の上に、ちょっこんと座り、これまでの経緯を話しはじめました。


ミム「メデューサと名乗る者が現れて色と音を奪い去り、集落の人々が石化されていったわ、私の氷の精霊達も…」

アオ「辛い事を話させてごめん、僕がなんとか出来るか正直自信ないけれどこれだけは言える、全力を尽くすよ」

ミム「私が話せてるのも、このネックレスのおかげかもしれない。このネックレスが守ってくれた気がしたの‥」

アオは返事をしようとした時に自分のお腹がグゥ〜っと音がなってしまい、アオは顔を恥ずかしそうに真っ赤にしていた。


ミム「ふふ、缶詰のご飯食べよっか!」

二人は缶詰めを見ます。アオはコンソメの豆スープとブドウのパンを選び、ミムはクリームシチューとハーブのパンを選びました。


アオは火の魔法で自分のとミムの、缶詰めを丁度いい温度に温めました。二人は食べるのが楽しみでワクワクしながら缶詰めを開けました。中はもちろん白黒だったのです。

ミム「これ腐ってないよね?」

ミムはアオに疑問気味に聞きます。

アオは缶詰をスプーンで、すくってみた時に、缶があたっていても

アオ「腐ってないけれど、音は何もしないね」

二人は「あぁ〜あ」っと残念そうに言うと一口食べました。パンのいい香りがして、味も美味しいのに、なんだか食事をしてる気分ではありません。それどころかあんまり美味しく感じませんでした。

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― 新着の感想 ―
アオが魔法で缶詰を丁度いい温度に温める描写が、その後の展開をより切なく感じました。 手には温かさを、鼻にはパンのいい香りが届いている、だけど目に映るのが白黒のシチューでは、これは食べ物だと認識しきれな…
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