第45話。魔王軍5「無理が通れば道理引っ込む」引きこもりさんですか?
「冗談を言うのも大概にしろ!」
魔王城に魔王アバンの声が響き渡った。
「パズーとカビエルが戦死した……だと? お前は、そんな有り得ない虚偽の報告を、この私が信じると本気で思っているのか?」
アバンは、報告に来た配下を、問い詰める。
「虚偽などではありません! パズー様とカビエル様はヴェギ王国で戦死しました……」
「おい! 冗談を言うのも大概にしろと言わなかったか? ふざけるのも大概にしろよ貴様!」
アバンは語気を強める。
「ふ、ふざけてなど……ぅ……ございません!」
彼は、アバンの気迫に押されながらも、答える。
「おい……次はない……真実を報告せよ」
徐々に殺意を出すアバン。
「パズー様と……ぅ……カビエル様……が……ぅ……戦死……しまし……た。」
「もうよい……不愉快だ! お前のような者はいらん!
死ね! デスブレス!」 もわーーーーーーーー
「がああああああああぁぁ……ぁ…………ぁ…… 。」 バタッ
。。。
「サマエル!」
「はい!」
魔王アバンはシルヴィアの穴埋めで四天王になっていた、サマエルという男を呼ぶ。
「至急ヴェギ王国へ向かい、状況を確認して来い!」
「かしこまりました!」
そう魔王に命令されたサマエルは、ヴェギ王国へと向かった。
。。。
「いったい何が起きているというのだ……。六年、もう六年がたったのだぞ! 増援もどれだけ送ってやったか……。パズーとカビエルはいったい何をやっておるのだ!」
彼は広い王室で一人愚痴た……。




