第14話「正直は一生の宝」ザックザクなのです!
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おはようございます。黒助です。6才になりました。
また懐かしい夢を見てました。最近は地球の夢を見る頻度が多くなりました。あの喧嘩をしていた夫婦は、僕の前世の両親? なのでしょうか?
それにしても、喧嘩をするのが夫婦の仕事、と言わんばかりの様子でしたが……。
離婚しないのは子供のため、みたいなこと言ってたけど……どういうこと? そもそも離婚ってなんだろう?
こういう分からないことは村長に聞きましょう。村長は何でも知ってるすごい人です。というわけで、僕は早速、村長の家へと赴きます。
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黒助「そんちょー!」
村長「ほほ、どうした、くろいの」
黒助「離婚ってなに?」
村長「うむ、それはのぉ、結婚した二人が、二人での学びを終えたという、とてもめでたいことじゃ」
黒助「二人での学び? ていうかめでたいの?」
村長「そうじゃ、結婚とはお互いに相手から学ぶことを約束した、契約みたいなものじゃ」
黒助「学ぶって、例えば……喧嘩ばかりしてても?」
村長「ほほ、くろいのも、まだまだ子供じゃのー、喧嘩も立派な学びじゃよ」
黒助「そうなの? 喧嘩からは、どんなことが学べるの?」
村長「こらこら、何でも人に聞いてばかりではいかん。しっかりまずは自分で考えてみることじゃ」
村長は必要以上のことは言わない、そして教えてくれない人だ。確かに最近、何かあると、すぐ村長に聞く癖がついてしまって、自分で考えることってあまりしてなかったかもです……。反省です……。
でも喧嘩から学べることかぁ……。なんだろ? この世界に産まれて喧嘩ってまだしたことないしなぁ……。よく分かんないだよなぁ……。ま、いっか。
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そして村長は話を続ける
村長「二人が学びを終えるまでは離婚は出来んのじゃ。たとえ死別したり、離婚という形式だけができたとしても、離婚はできぬのじゃ」
黒助「え、なんかコワい……」
死別してもってことは、結婚は死んでも続くってことなのだろうか? もし軽はずみで結婚してしまったら? それがもし嫌いな相手だったら?
その相手に死んだあとも付き纏い、纏れるのだろうか? いや、もしかしたら生まれ変わっても、それが続くかもしれない……。なにそれこわい……。
村長「ほほ、そう怖がる事でもないぞ」
黒助「え、でも……」
村長「正直に生きておれば、それに相応しい相手が現れるだけじゃよ」
黒助「正直に?」
村長「そうじゃ、堂々とありのままの自分で生きていればいいのじゃよ。そうすれば、学びの多い素晴らしい結婚ができるはずじゃ」
黒助「あ、なんか、恐くなくなってきたかも!」
村長「そうか、そうか、それはよかったのぉ」
学びの多い結婚。僕もそんな結婚がしたいなぁ……。
よし! ありのまま、正直に生きよう!
村長「そしてじゃな、離婚をするという事はじゃな、相手から沢山のことを学び終えた、という表彰状みたいなものじゃよ」
黒助「なるほど、確かにめでたいね!」
村長「ほほ、くろいのも相応しい相手が現れた時には、しっかりと向き合うのじゃぞ」
黒助「うん、わかった! ありがとう、そんちょー」
そう言って僕は村長の家を出た。
○ 私の独り言 ○
正直に生きていたら、きっと何かが導いてくれますよー。
それと結婚にも離婚にも、もっともっとたくさん種類があります。
一筋縄ではいかないのですよー。




