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シルバーリング  作者: Yua
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第12話「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」どんどんいくのです!

こんにちは、黒助です。


只今僕は庭で、村に住むエルフのお兄さんに魔法を習っています。まあ、習ってるというよりかは子守してもらってるというか、見守ってくれているって感じだけど……。 魔法って危険だし……。


村人E「いやー、それにしても黒助の魔法は綺麗だねー」


テニスボール程の水玉を3つ、両手のひらに乗せて遊んでいたら褒められました。

少し嬉しいです。



 。。。


魔法について。


この世界の魔法は大きく分けて、光属性と闇属性の2つだけ。


火、水、土、風、などの魔法は、光属性が部分的に形を変えたもの。人の性質により光の形も変わり、火、水、土、風などの特性が現れる。光は正のエネルギーを媒体にしている。


 光は闇に陰ってしまう。光属性(火、水、土、風などなど)を扱うものは、その人がどれだけ闇を抱えているか、という精神状態や精神レベルが大きく影響する。闇を抱えていればいるほど、光は闇に飲まれ、光の性質が出にくくなる。


光の性質が出にくくなるにつれて、光属性の魔法は扱えなくなっていき、光の性質が出るほど、魔法は強くなり、出来ることも増えていく。


他にも光属性を扱うには、光を上手く扱えるかといったことや、自分の中の光と闇を上手く分けるといった、技術的な要素も大事らしい。


光属性の究極の魔法は、光そのものである光魔法。目安として、基本4元素の、火、水、土、風の4つの魔法が扱えると、光魔法もほんの少しだけ扱えるようになるかも、という程度らしい。



 一方、闇属性は負のエネルギーを媒体にしている。闇属性を使う人は、基本的に闇属性しか使えない。自身の闇属性が、自分の光属性を吸収してしまうからだ。


死霊魔法や混沌魔法や侵食魔法などがある。闇属性の究極の魔法も、闇そのものである闇魔法。


 負のエネルギーだから闇はダメとか、光がいいとかはない。光と闇のバランスが大事だそうだ。光は闇の中で輝き、闇は光から生まれる。


以上。


 。。。



僕は引き続き魔法の練習をしていきます。


僕はさっき褒められた、水玉の数を増やしていきます。それを風魔法で浮かせて、そして風の勢いで適当に投げます。すると……


黒助「えいっ」  ポイッ

村人C「にゃー」 ぴょん!


猫さんが釣れます。


この人は、茶色の猫耳が素敵な、猫の獣人のお姉さんです。普段はおっとりしてるけど、こうやって遊ぶときは、目の色が変わります。


そうして目の色を変えた猫さんが、僕の投げた水玉に勢い良く飛びつき、キャッチしました。見事なキャッチです。もっといっぱい投げます。


黒助「えいっ」 ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ ポイッ

村人C「にゃー!」 ぴょん!ぴょん!ぴょん!ぴょん!ぴょん!ぴょん!


凄いです! 猫さん凄いです! いろんな場所に投げたのに全部キャッチしてました! びしょ濡れだけど……


村人C「黒ちゃん、もっともっと!」


濡れることなんてお構いなしといった感じです。猫なのに……。でもとっても楽しそうです。僕も楽しいです。こっちもお構いなしです。今度は逆に当てにいきます!


 ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!ポイッ!

 スカッ スカッ スカッ スカッ スカッ スカッ スカッ スカッ スカッ


黒助「すごっ!」


凄いです! 対応してきました。何ふり構わず投げまくってるのに、全然当たりません! もっと、もっと投げます! えいっ! えいっ!


村人C「ふふ、まだまだこれくらいじゃ、私を捉えることなんで出来ないよ!」


確かにまだまだ余裕そうです。全部ぎりぎりで避けています。見切られてます。凄いです……。なら今度はそのまま、最初と同じ意図で適当なところにも投げます! キャッチするやつです。


ふふふ、対応出来るかな、猫さん! 


  ぽいっ  


きっと猫さんは僕の考えを理解して、最初のようにキャッチしに来るはずです。僕は猫さんが動く前に、おそらくキャッチするだろう場所に…… もう投げます!


当てに行きます! 全力です!!!


黒助「――せいっ!」 ポイッ!

        ぴょん 「なゃっ!!!」 パシャーン!




黒助「あ、当たった……」


当たりました……。ドンピシャでした。正直なところ、本当に当たるとは思ってなかったです。自分でもビックリです。




村人c「え、うそ……当てられた……なんで……? 油断してたから……?」 


猫さんも、まさか当てられるとは思ってなかったみたいです。すごく動揺して驚いています。綺麗な黄色い猫目が、大きく開かれています。


村人C「うぅ……まさか当てられるなんて……。ああーーー! もう一回!」


猫さんが動揺から立ち直りました。こういうことへの切り替えは早い人です。こういうこと以外の切り替えは苦手みたいですが……。猫さん、結構臆病なんですよね……。ま、今はいいや。


まぁそうして、僕は引き続き猫さんと遊びます。楽しいです。


村人E「面白いことしてるね! 私も混ぜてよ」

村人D「わたしも! わたしも!」


そうしてこの日は、猫さん達と思う存分に遊び尽くして、日が暮れるのでした。




 ○私の独り言○


闇を抱えていないと、沢山の光を受け取ることが出来ます。

ネガティブを手放せば、ポジティブさんがやって来るのです。


人見知りなの?

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