表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェロモンに対する研究レポート  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/50

13.未練

「そっか、他にする事は」

「無い、はず」

「はず?」

「だって、そう言われると・・・」


 生命活動の維持は責任もって行いますよ。


「ごめん。ごめん。ところで、エルの地球のご両親は?」

「ああ。こっちの知り合いの姿を借りて、私が動かしてた」

「それは忙しいね」

「まあね。それもあって、ゆうのご両親には本当にお世話になりました」

「え?」

「私、長生きだからさ。何とかなるって思ったんだけど、異世界は難しかったわー」

「だろうね」


 外国処の話じゃないからね。全く知らない世界でしょう? 予習とか出来ないよね?


「外国人の振りして、色々教わったの。まさか、あんなに早くにお別れするとは思わなかった・・・」


 しんみりする。両親が一緒に旅立ってしまったので、高校生だった私はどうしていいか呆然とした。近しい親戚もいなかったから、エルとエルの両親が殆ど手続きとかをしてくれたのだ。という事は、エルが全てやってくれたってことか!


「その節はありがとうね。色々」

「お互い様でしょ」

「まあねー。それでエルは一人で、異世界で何もしなくていい救世主を探していた訳?」

「そうだよ。私ぐらい色々出来る人なんてこの世界にいないんだから!」


 自己申告だからなー。それにいるだけで良い救世主って、怪しくない? 置いておくだけで、効果あるみたいなー? エルの事は好きだし、助けになるのなら嬉しいけど。あれ? 私、地球に未練は無いのかな? 考えてみる・・・。うーん。友人はエルがいるし、地球で他に特に親しくしている人はいないし・・・。趣味は色々あるからなー。地球でなきゃ駄目って事も物も無いな。逆にこちら特有のものがあるのかと思うと、今はわくわくしかないな。おや? エルがこっちで一緒にいてくれるから、喜びしかない。おやおや? エルは学校、私は仕事でひと月に一回くらいしか会えなくて、物足りなかったんだなーと実感した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ