手違いでは済みません
私は誰にも信じてもらえないが、十八歳の乙女である。
決して決して、二十代後半ぐらいの遊びなれた派手な女ではありません。
誰も信じてはくれないけれど。
そして、その外見のせいで私は間抜け男に誘拐されてしまった。
王族の身辺を守るSPをしていたらしい彼は、結婚詐欺師が間抜けな王子から騙して盗んだブローチを取り戻したいらしい。
間抜けなくせに黒髪に黒曜石のような瞳をした俳優のような男は、私に最高の笑顔をしてみせた。
「返してくれるかな。」
「帰してくれますか?」
「そっか。では、君に拷問を与えよう。」
いや、その拷問はあなたの趣味と実益を兼ねていますよね!
決して決して、二十代後半ぐらいの遊びなれた派手な女ではありません。
誰も信じてはくれないけれど。
そして、その外見のせいで私は間抜け男に誘拐されてしまった。
王族の身辺を守るSPをしていたらしい彼は、結婚詐欺師が間抜けな王子から騙して盗んだブローチを取り戻したいらしい。
間抜けなくせに黒髪に黒曜石のような瞳をした俳優のような男は、私に最高の笑顔をしてみせた。
「返してくれるかな。」
「帰してくれますか?」
「そっか。では、君に拷問を与えよう。」
いや、その拷問はあなたの趣味と実益を兼ねていますよね!
一 あなたは花形だったはず
2020/07/16 20:22
(改)
二 これぞ、悪女
2020/07/16 20:33
(改)
三 翻弄されて
2020/07/16 20:40
(改)
四 だって休暇中だもの
2020/07/16 21:14
五 戻ってきたろくでなし
2020/07/16 22:36
(改)
六 さあ、勝負をしよう
2020/07/17 00:36
(改)
七 鍵はお尻の穴に入れた
2020/07/17 01:31
(改)
八 朝のサービス
2020/07/17 12:12
(改)
九 ケダモノはケダモノでしかない
2020/07/17 17:35
十 太陽さんであろう
2020/07/17 17:55
十一 裸よりも恥ずかしい
2020/07/17 20:22
十二 再びのお使い
2020/07/17 21:50
(改)
十三 騎士として
2020/07/17 21:53
(改)
十四 混乱の兆し
2020/07/17 22:47
(改)
十五 後悔先に立たず
2020/07/17 23:18
十六 終了のベルは鳴るのか
2020/07/18 00:00
(改)
十七 人目があろうとなかろうと
2020/07/18 09:20
十八 我を虜にせしファムファタル
2020/07/18 11:16
十九 おにいさま!!!
2020/07/18 13:41
二十 彼を怒らせたら駄目だ
2020/07/18 18:56
(改)
二十一 帰宅と別れ
2020/07/19 08:24
二十二 王子様!お願い!
2020/07/19 08:34
(改)
二十三 再会
2020/07/19 10:51
(改)
二十四 結婚話の行方
2020/07/19 13:16
(改)
二十五 地獄を鼻歌交じりで歩く覚悟
2020/07/19 16:25
二十六 結婚の罠に嵌められて
2020/07/19 18:01
二十七 兄によるお膳立て
2020/07/19 22:34
(改)
二十八 情けは人の為ならず、だった
2020/07/20 23:11
二十九 先走りの男
2020/07/21 00:28
(改)
三十 同居一日目の婿(仮)の身の上
2020/07/22 20:17
三十一 花嫁とデビュタントと汚れた名誉
2020/07/23 09:22
三十二 頭を寄せ合っての話し合い
2020/07/23 11:35
(改)
三十三 結婚式と社交界デビューに向けてのお話
2020/07/23 23:57
三十四 してはいけないが幽霊さんとならば
2020/07/24 01:25
(改)
三十五 壁にぶつけられた蛙は王子になってしまうのだ
2020/07/24 17:17
(改)
三十六 お前は床に這いつくばれ
2020/07/24 23:54
(改)
三十七 幸せと不幸は交互にやってくる
2020/07/25 13:33
三十八 乙女たちに縋られたのなら
2020/07/25 14:24
(改)
三十九 ドレスを作ろう
2020/07/26 12:00
四十 休暇明けの出勤前
2020/07/26 12:07
(改)
四十一 秘密の時間はどこで作るの?
2020/07/26 15:19
四十二 犯人は君だ
2020/07/26 16:48
(改)
四十三 お手紙と来訪者
2020/07/26 22:23
四十四 殺人予告と殺人者
2020/07/28 22:55
四十五 突き付けられた選択
2020/07/29 23:40
(改)
四十六 突きつけた選択肢
2020/07/30 22:49
四十七 女の真価は底力にある
2020/07/30 23:18
(改)
四十八 脳みそと下半身と心が直結した時
2020/07/30 23:51
四十九 社交界デビューの日
2020/08/02 09:41
五十 手を取り合うのは肉欲からではなく
2020/08/02 13:32
五十一 私はあなたとどこまでも歩く
2020/08/10 22:44
おまけ 俺は男爵様になりましたので
2020/08/11 13:36
(改)