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紫陽花
「浅木ってさ、うざいよね」
クスクス
「なんかいっつも本読んでて根暗だし陰キャじゃん」
「スカしてる自分かっこいいーとか思ってんじゃね?」
「ねぇ、ゆかもそう思うでしょ?」
梅雨特有の湿気と低気圧が僕の頭を強く打った。
外からはかすかに雨音が聞こえる。
「、、、うん、そうだね」
新しいクラスにようやく馴染めるようになった6月。
中学3年生という重いプレッシャーを放った肩書を背負いながら、
僕は幼馴染を殺した。
こちらを見つめる幼馴染。
僕は罪から逃げるように顔を逸らすと、
水滴が乗った紫陽花が光に反射してキラキラと光っていた。
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ゆか:中学3年生
浅木:同じクラスの幼馴染
りん:一生仲仔
みく:クラスメイト




