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おっさん不思議体験記 黒猫守護霊になる  作者: 元乃 狡六


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おっさん不思議体験記08話 人外パートその2『ただいま、飛ぶわよ、僕がおかしいの?』


   おっさん不思議体験記08話 人外パートその2




「着いたにゃ~ただいまなのにゃ」


2時間ぐらいで着いたのにゃ、トキさんペース配分完ぺきだったのにゃ

みんな体力も残しつつ疲れもあまりなさそうなのにゃ


「お早いお帰りで~トキ様~黒猫さんにミィさんもお帰りなさいませ~それと青鬼さん~いらっしゃいませ~」


「ただいま、白たぬきちゃん

鬼さんはここに来たかしら?」


「わたしと別れてからは来ていませんね~どうかしましたか~?」


「来ていないのなら良いのよ…来たら教えてね」


「わかりました~、トキ様~それではわたしは引き続き霊界側を管理しますね~」


そういうと白たぬきちゃんは寝てしまったのにゃ…管理とは?なのにゃ…


「黒猫ちゃん、あれでもちゃんと管理できてるのよ…私たちが戻ったこともすぐに気が付いたし…不思議でしょ…」


トキさんが言うにゃ…寝ながら管理できるとかすごい…でも今は鬼さんにゃ…現世に戻るのにゃ




 祠に入り現世に戻るのに操作はいらないみたい…霊界に入るときは何かしていたのににゃ…

祠から出て現世に戻ると空は暗くすごくいっぱいの生きてる人の大人とひとりのおじいちゃんの霊がいたにゃ


まことね…あなた亡くなったのね…」

トキさんの知り合いみたいにゃ


「あなたがトキ様ですか?お初にお目にかかります、この家の家主をしていましたまことです

先祖があなた様にしたことお詫びいたします…お許しください」


「信、あなたが謝る必要はありません

もう何代も前のこと…私はもう気にしていません、あなたも気にせずに逝きなさい…」


「ありがとうございますトキ様、最後に会えてうれしく思います…

ただトキ様にお伝えしたいことがありましてここにてお待ちしていました…」


「なにかしら?今はあまり時間がないの…話なら急いでくれないかしら?」


「わかりました、死期が近づいた2ヶ月ほど前から見えるようになり聞くこともできるようになりました…

そこでうわさ話を聞いたのです…ミサキに気をつけろと…」


「ミサキ?ミサキとは何?」


「私も詳しくはわかりません、ただミサキに憑かれると死ぬと言われているみたいです

不審な死が続く場合ミサキが関係していると病院の霊たちが言っているのが耳にはいってきました

この地を皆をお守りくださいトキ様…」


そういうと信さんの霊は静かに消えたにゃ


「ミサキか…気になるけど今は鬼さんを探しましょう…まずは鬼さんの自宅(廃寺)へ行くわよ」


「はいにゃ」「はい、トキ様」「赤鬼の自宅ですか…興味ありますね」




 さすがに現世では霊力をまとって移動するのは問題があるらしいので普通に走って移動にゃ…

霊体だからといって建物をすり抜けたりなんてできないから人や車なんかもよけて移動するのにゃ

ただ…屋根の上を移動するとは思わなかったにゃ…

『この方が早いでしょ』とかトキさんはいうけど猫の僕でも考えつかなかったにゃ…

鬼さんの家はトキさんの祠から僕の足でも15分ぐらいにゃ

少し早く走ればもう少し短縮はできる…屋根の上だと直線で移動できるからもっと速いにゃ


 鬼さんの自宅(廃寺)につくと…

おかしいにゃ…いつもは大門にカギはかかっているけど…小門(通用門)に鍵がかかっていることなんてなかったにゃ…おかしいのにゃ…入れないにゃ…


「なにやってるの黒猫ちゃん、飛ぶわよ、普通に塀を乗り越えられるでしょ…」


トキさん!


「黒猫…あなた猫らしくないわね…猫が普通に門とか通ろうと思わないでよ…」


!!!


ミィちゃんまで…


「僕がおかしいのか…僕…猫なのに…猫らしくない?!」


「黒猫様…お二方が少しワイルドなだけですよ…お気になさらず」


青鬼さん…そういってあなたも塀を乗り越えるのですね…

みんな常識をどこかに置いてきてしまっているのかも…でも緊急事態だもん…僕も塀をひょいと乗り越えたのにゃ




 中に入ると鬼さんを探したにゃ…でもどこにもいないのにゃ…

映像の宝珠は鬼さんの自宅の小屋にあったのにゃ…例のメモを映すように配置されて…


「赤鬼め、なかなか良い場所に住んでいるな…しかしいないか…」


「いないわね………土地に聞いてみるわ…少し時間を頂戴…」


そういうとトキさんはしゃがみ込み地面に手を当てて目をつむり『少し見せてね…』と言ったにゃ

僕も真似してみたけど…何も起こらなかったにゃ…


「わかったわ…鬼さんは『黒猫ちゃんの主』と一緒にいるみたい」


!!!


「また主にゃ?ミィちゃんの悪霊も主が絡んでいたにゃ…主が元凶だったのにゃ?」


「違うわ黒猫ちゃん、この土地の記憶、鬼さんと主さんの会話とその後の鬼さんの行動を見せてもらっただけ…

鬼さんが主さんといる可能性が高いというだけよ」


「黒猫の主さんかぁ

主さんの家、居心地がすごくいいのよね、あったかいし霊的磁場が良いというかなんというか…すごく気分がよくなるのよね」


ミィちゃんがよくうちに来ていた理由…それかぁ


「この時間なら主はもう家にいると思うにゃ、さっそく家に向かうのにゃ?」


「そうね、鬼さんもいる可能性が高いわよね…少し土地から情報をもらうのに時間かかったわ…急いでいくわよ!」


「今度は僕の主の家にゃ鬼さんいるかなぁ」「黒猫の主の家ね、久しぶり」「黒猫様の主様か…どんな人物ですかね…楽しみです」




 鬼さん何処にいるのかにゃ?でも数日ぶりに主に会えるのにゃ、鬼さんよりも僕は主に会えるということの方が嬉しいにゃ





   おっさん不思議体験記08話 人外パートその2 終 つづく…






今日は会社お休みなので本文のチェック等一気にやっちゃいました

随時完結までアップしていくのでお待ちください

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