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おっさん不思議体験記  作者: やまのもとのねこ


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おっさん不思議体験記00話

挿絵(By みてみん)

おっさん不思議体験記00話


「はぁ今日も仕事行くか…」

「いってらっしゃいにゃあるじ

主の守護霊さんたちが手を振ってくれているにゃ

僕も手を振り返すのにゃ

ガチャリと玄関がしまるにゃ

やっぱり主には僕の声は聞こえてないにゃ早く気が付いてほしいにゃ…


 僕は生前の記憶がほとんどにゃいにゃでも何かあったくてここちよいものが僕の中にあるにゃ

一緒に遊んだあの子そばにいてくれたあの子それがこの主みたいにゃのにゃ

僕が霊体ににゃって目覚めるまで時間がかかり主は大人ににゃっていたけど僕はそれでも主と一緒にいたいのにゃ


  コンコンと玄関をたたく音がするにゃ

「黒猫ちゃん、いるかしら?トキよ」

「にゃぁ、いるにゃトキさんおはようにゃ今日はどうしたんにゃ?」

『トキ』さんは見た目10歳ぐらいのおんにゃの子なんだけど見た目と違って大人な雰囲気にゃのにゃ

「黒猫ちゃんの主さんが仕事行ったの見えたから黒猫ちゃんの様子見に寄ったの

まだ主さんには気が付いてもらえていないのね…早く気が付いてくれるといいわね」

「ほんとにゃでも初めのころに比べるとすごくましになってきたのにゃ

はじめのころは主の守護霊さんに追い払われたのにゃ

今では家にいても害ないと思われていて追い払われたりもしにゃいのにゃ

逆に守護霊さんによばれて頭撫でてもらったりもするのにゃ」ちなみ守護霊さんはおばあちゃんとおじさんにゃ名前とかは知らにゃいにゃ

「トキさんは朝からお散歩にゃ?暇なのにゃ?」一瞬トキさんギクッとしたにゃ

「失礼ね、一応見回りしてるのよ

私これでも古霊で少しは力あるんだからね、何か困ったことがあったりしたら私に頼っても良いのよ

黒猫ちゃんも元気そうで安心したし私も見回りに戻るわね、またね」と言い見回り?に戻っていったにゃ


 今日は何しようかにゃお散歩しに行くのも良いにゃ

でもこの家のあったかさには負けちゃうのにゃぬくぬくして眠くにゃっちゃうのにゃ

主の家は南向きで太陽の日差しが家の中に入ってきてすごく温かいのにゃ

このまま寝ちゃうのも良いにゃ…


 ドンドンドン

玄関をたたく音がするにゃ目が覚めるにゃ

「わしだ黒猫、いるか?」

「いるにゃちょっと待つにゃ今開けるにゃ」

ガチャリと玄関を開けると赤い肌をした大きな体の鬼さんがいたにゃ

「お、黒猫いたな今日はどこか行ったりするのか?行くなら一緒に行くがよいか?」

「今日はどこにも行くつもりはにゃいにゃ、でもなんでにゃ鬼さん?」

「あぁ一応わしはお前の監視者だからな監視する義務があるんだ

悪霊になられても困るしな、はっはっはっ」と歯を見せて笑っているのにゃ

鬼さんはたまに来ると必ずこの話をするのにゃ本気で言ってる感じはしにゃいけどにゃ

「僕は悪霊にはにゃらにゃいにゃ、にゃるとしたら主ににゃんかあったときにゃ」

「そうかそれなら問題ない、それではまたな黒猫!」と言うと帰っていったにゃ


 数日後


「黒猫ちゃんいるかしら?」

「黒猫いるか?」

まだ夜中の真っ暗の中、トキさんと鬼さんが訪問してきたにゃ

僕(主)のうちは基本鍵が開いてるのにゃだから霊でも人でも入り放題なのにゃ

『取られるものなんてない』と主は言っているのにゃ

「どうしたのにゃ?まだ真っ暗にゃ僕はまだ眠いにゃ」

「それがね、ちょっと良くない霊がいるのよ

まだうまれたてみたいで悪霊でもないんだけど人に悪さをしているらしいの」

「悪さをされたものの守護霊の話を聞くとどうやら動物霊らしくてな、人間の一部をかじって力をつけているらしいのだ

何が目的かもまだわからなくてな、注意に回っているんだ」

「そんなわけだから黒猫ちゃん気を付けてね」

「同じ動物霊だからと思って油断するなよ黒猫」

「わかったにゃ変な霊見かけたら大きい声で鳴くにゃ」

「あぁそうしてくれ、ではわしたちは他の守護霊にも声をかけてくる」

「気を付けてね黒猫ちゃん」

そういうと二人は他に声をかけに行ったにゃ


 僕はまだ眠いから主のそばまで近づいて眠ろうと思ったにゃすると外でゴソゴソと音がするんにゃ

気になって外を覗いてみると真っ白い何かがいるにゃ

向こうも僕を見ているにゃすると

「なんだあたしと同じ猫じゃない、ここに人間はいるの?」と聞いてきたにゃ

「人間はいるにゃでも何の用にゃ?かじりにでもきたのかにゃ?やめたほうが良いにゃ」と言ったと同時に『にゃーん!』と鳴くのにゃ

「ふん、誰かを呼んだの?まぁ関係ない、あたしの邪魔をしないで!ハムちゃんやっちゃって!」と言うと何かをけしかけてきたにゃ

僕の足元で何かうごめいているにゃ何かにゃと思って前足で踏む(掴む)と『キュー』とか言ってのびてしまったにゃ

「ハムちゃーん、このハムスター殺しおまえなんかあたしが成敗してくれる」

よく見ると僕より小さいのにゃまだ子猫にゃ、僕もまだ子猫だけどさらに小さい子猫なのにゃ

本気も出せないし少しじゃれてあげるのにゃ

白い子猫はちょこんと座り立ちすると僕に爪を立てて攻撃してくるにゃ僕も同じ格好をして向かい撃つにゃ

さながらおもちゃのボクシングゲームみたいにゃ


そうこうしていると鬼さんとトキさんがきてくれたにゃ

白い子猫をトキさんがスッと抱っこして戦闘は終了したにゃ


「黒猫ちゃんこの子猫ちゃんは?」抱きかかえられながらまだ暴れてるにゃ

「たぶんさっき言ってた良くない霊かにゃ?

あとそこに小さい動物霊もいるにゃ『ハムスター』とか言っていたにゃ」

「ハムスターの回復を待って2匹に話を聞いてみるか?

もし本当に悪い霊なら霊界または地獄行きだな」鬼さんさらっと怖いこと言うにゃ


ハムスターが目覚めると白い子猫もおとなしくなったにゃ

トキさんに抱かれながら暴れていたせいもあるのかもしれないけど少しぐったりしてるにゃ

「さて子猫ちゃんたち少し話聞かせてね、まずは名前があるなら言ってね

そのあとはなぜ人間を襲ったかを聞くわ」

「あたしは『ミィ』です、ハムスターは『ハム』君です

ハム君に名前を付けたら懐かれたのでそのまま行動を共にしていました

ハム君は人間に殺されたみたいで、人間を恨んで成仏できないから人間を噛ませて恨みを晴らさせていました」

「待って、あなた子猫の割に妙に言葉使いが流暢じゃない?あなたうまれたてじゃないわね」

「あたしは15年間猫として生きていました、死んだら小さくなりましたが記憶はそのままです」

「なるほど、記憶持ちの霊なのね納得したわ

で殺されたってどういうことかしら?」

「はい、ケージから脱走中洗濯物に紛れていたら踏まれたみたいでそのまま亡くなったそうです」

「あぁ、ハムスターあるあるだわ、残念だけど早く成仏することをおすすめするわ

その状況なら転生も早いかもしれないわ

人をかじった罪を償わないといけないけどそれほど重くはないでしょう

『ミィ』ちゃんあなたは人に恨みはあるの?」

「あたしは人に恨みはありません、でも『化け猫』になりたいと思っています

化け猫になればまた人に飼ってもらえるんですもの」目がキラキラしてるにゃ

「あぁそのまちがった知識が今回の騒動の原因なのね

化け猫になっても人に飼われることはないわ、化け猫は妖怪ですもの輪廻の環からも外れてしまうの

むしろ化け猫は人に仇なす者として忌み嫌われているわ、まだ間に合うわ化け猫になるのはやめておきなさい」

「じゃトキさんがあたしを飼ってくださいませんか?人に15年飼われていたので手間はかけません」

「はぁ~ミィちゃんは一人でも生きていけそうね、(しんでるけど)もし化け猫になるのをあきらめるなら私か鬼さんに言いに来なさい

然る場所にお送りするわ」


話し終えるとトキさんは鬼さんと「こそこそ」話をしているにゃ、その後鬼さんが

「今回2匹はお咎めなしとする、ただしミィはこの土地を出ない限りとする、出た場合は討伐の対象になる

ハムは早めに成仏するように人間を恨む気持ちはわかるが小動物には仕方ないこともある、よってこの地にいる間は罪に問わない

ただし恨みを強くした場合は討伐対象になることを忘れるな

お咎めなしとは言ったが被害者の守護霊に頭下げるぐらいはしろよ、以上」

と言うと2匹を解放したにゃ


この騒動以降トキさんと鬼さんは僕のうちに前より来るようににゃったにゃ

理由はミィちゃんとハム君がちょこちょこうちに来るというのもあるみたいにゃ

それと守護霊さんたちにも認められたのにゃ

主を守ったということで家の中限定だけど守護霊として主に憑いていても良いみたいにゃ

これでまた主に一歩近づいたのにゃ

あるじ早く僕に気が付いてにゃ」




 おっさん(黒猫の主)は思っていた

最近なんか家の中が騒がしい気がするんだよなぁ

嫌な騒がしさじゃないんだけど

むしろこの騒がしさが心地いいというかなんというか

何考えてるんだろうな俺…




おっさん不思議体験記01話序章 終

黒猫がおっさんの守護霊になれたお話です

プロローグから01話に行くまでに何か欲しいと思って書いた追加部分なんですが01話より好きなお話になりました

読んで感想とか聞かせてくれるとすごくうれしいです

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