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おっさん不思議体験記  作者: やまのもとのねこ


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おっさん不思議体験記04話 夢の中の女の子 後日談

挿絵(By みてみん)

おっさん不思議体験記04話 夢の中の女の子 後日談




 「鬼さんおはようにゃ着たにゃ修行始めてにゃ~」

元気に朝のあいさつにゃ


「おぅ黒猫おはよう、いつも元気でよろしい!少し待ってくれな」

と言うと奥から変な玉と台と小さい座布団を持ってきたにゃ


「これはな、ある人がわしに送ってきたものなんだ

黒猫との修行の際にどこかに置いてくれと頼まれてな

何に使うかわからんが大事なものだからくれぐれも壊さぬようにしてくれと言われた品なんだ」

キラキラしてきれいにゃ触っても大丈夫かにゃ?


 僕が手を伸ばすと鬼さんは


「ダメだ黒猫、触って落としでもしたら壊れかねんからな触らないでくれ」

と言うと台の上に座布団を置き大事そうにゆっくりと玉を置いたにゃ


「だが見てる分には構わんぞ、きれいだから見ててもあきないからな

しかし見るのもほどほどにしないと修行が始められないがな、はははっ」

たしかに修行も大事にゃ


「今日は何から始めるにゃまたリストバンドをして走り込みかにゃ?」


「トキのメニューにはリストバンドをしてシャドーと書いてあるな10分間シャドーをしたら5分休んでを3回しろと書いてある」


「鬼さんシャドーってどういうものにゃ?」


「お、補足があるな、シャドーとは敵をイメージして攻撃したり避けたりする修行

自分で敵をイメージし戦っているかのように動くので単調にならないように注意と書いてあるぞ」


「でも僕、敵ってあの悪霊しか知らにゃいにゃ、よけるだけしかできにゃかったにゃ」


「そうだな…ではこうしよう、わしが黒猫を追いかけたり捕まえようとするから逃げたりかわしたりする間に攻撃もしてみればいい

攻撃と言っても殴るわけじゃないぞ、そうだな頭にタオルでも巻くからそれを取ろうとしてみろ

取れたらお前の勝ちだ

わしがお前を捕まえた場合は黒猫の負け、そこで休憩して仕切りなおそう

今回は時間関係なしで3回勝負をし戦闘の感覚を覚えてくれ」


「わかったにゃ」


「では、はじめるぞ」


1回目にゃ


 鬼さんが追いかけてくるにゃあの悪霊みたいですごく怖いにゃ、でもここは家の中じゃないにゃ逃げられるにゃ

鬼さん捕まえようとしてくる時にスキができてるみたいにゃ、そこを攻撃してみるにゃ

僕は素早さを活かして鬼さんのタオルを取りに行くにゃ、鬼さんもタオルを取られないようにかわすにゃ、かわされても追撃にゃ

鬼さんニヤリと笑い僕は捕まったにゃ


休憩中にゃ 


「黒猫よ、攻撃してくるのは良いが単純に取りに来るだけでは簡単にわしはかわすぞ、ひと工夫してみるといいぞ」

とアドバイスをくれたにゃ


2回目にゃん


 今度はヒットアンドアウェイで攻めてみるにゃ、鬼さんが距離をつめてきたらこちらも攻め、失敗したら素早くはなれるにゃ

スキを見て飛びついても捕まるだけにゃ、これじゃにらみ合いになっちゃうにゃ

鬼さんは大きいからタオルを取るためには頭を下げた時しかないのにゃ

捕まえにくるとき体を大きく下に向けてくるにゃ、その時がチャンスにゃのにどうにかして頭のタオル取れないかにゃ

単純に飛びついたら捕まっちゃうしにゃ~横に飛んで一瞬でも目線を変えさて飛びついてみるかにゃ

鬼さんグアッと大きく捕まえにきたにゃ僕は一度後ろに飛んで直ぐに横に飛んで鬼さんのわきを抜け真横からタオルを取りに行くにゃ


『バックステップサイドアタックにゃ!』


「お、良い攻撃だ!しかし甘いな、来る方向が分かれば」

ガシッと捕まったにゃ


「キャッチボールと変わらんぞ!はっはっはっ!」



2回目の休憩中にゃん 


「今の攻撃はかなり良かったぞ、フェイントを混ぜて死角から攻撃してくるのは戦いの基本だからな

ただわしが攻撃を誘っているのを察知していなかったな

わしがあんな大きな動きをしたらお前なら必ず狙ってくると思っていたから対処は簡単だったぞ」


 なるほどなのにゃ



3回目にゃのにゃ


鬼さんの誘導にのってはだめにゃ逆に僕が攻撃を誘うぐらいしにゃいと鬼さんのタオルは絶対取れにゃいにゃ

単調な攻撃を繰り返して攻撃を誘ってみるにゃ

鬼さんの周りをくるくる回って目を回せるか試すにゃ、駄目にゃ死角に入ったと同時に警戒されタオルを守られるにゃ

鬼さんはタオルを取られない限り負けににゃらにゃいにゃ

あ、そっかタオルを取れば僕の勝ちにゃんだ…


「鬼さんずるいにゃ僕の勝利条件厳しすぎるにゃ」

と言い駄々をこね寝転がるにゃ


「はははっ、今頃気が付いたか黒猫よ

わしはたっぱがあるからお前は飛ぶか、わしがしゃがんだ時しかタオルを狙えないからな

わしはそれさえ気を付ければ良いだけなんだ、だか勝てないわけではないぞ

例えばわしの足を狙って攻撃し転ばせてみるとか、やられても困るが急所を狙ってかがませるとかな

今回は良い経験ができたと思って負けを認めるがいいぞ」

と座り込み僕に手を伸ばしてきたにゃ


「スキありにゃ」僕は立ち上がりタオルを狙うにゃタオルに前足が触れる…


「甘い甘い、わしはお前を捕まえたら勝ちなんだぞ」と言うと鬼さんは僕を抱き上げたにゃ僕の完敗にゃ




「よし、今日の修行は終わりだ

休憩していてくれ、わしは宝玉を片付ける」


「まってにゃ鬼さん最後にゃんでタオル取りにいくとわかったにゃ?僕鬼さんを油断させるために駄々こねたのにゃ」


「ん、わからんか?お前の目を見たんだお前はタオルを見ていただろ

本当に駄々をこねるならタオルなど見ないからな、はっはっ

お前はだましたつもりでだまされたのさ」


なるほどにゃ今日は色々と覚えることがあったにゃ


「それではわしは宝玉を片付けるな少し待っててくれその後に家まで送ってやろう」そういうと大事そうに玉と台と座布団を奥にしまいに行ったにゃ


そうにゃ鬼さんは『いまじなりーふれんど』って知ってるかにゃ?聞いてみるにゃ




 片付け終った鬼さんに聞いたにゃ

「『いまじなりーふれんど』?響きからすると友達なんだろうがわしにはわからんよ

明日あたりトキも帰ってくるんじゃないかな?トキに聞くのが一番早いと思うぞ」

やっぱりそうにゃのにゃトキさんを待つのにゃ…




 翌日


トントン、トントン

玄関をたたく音がするにゃ

「黒猫ちゃん起きてるかしら?トキよ」

と声がしたんにゃ


鍵を開け玄関のドアをひらいてトキさんを確認したら


「起きてるにゃおはようにゃそしておかえりなさいにゃ」

と飛びついちゃったにゃ


トキさんもそのまま僕を抱いて軽く頭を撫ででくれて


「ただいま」

と優しく言ってくれたのにゃ


 「僕トキさんに聞きたいことがあったにゃ

この間主の配信で『いまじなりーふれんど』って言葉が出てきたにゃトキさんにゃら知ってると鬼さんが言ってたにゃ」


「『イマジナリーフレンド』ね、知ってるわよ、でも黒猫ちゃんには少し難しい話になりそうね

簡単に説明すると子供の時に心の中にいるお友達なんだけどそれだけじゃ意味わからないわよね?」


「もう少し詳しく教えてほしいかもにゃ」


「わかったわ、主さんの配信も見てみたいからそれからでもいいかしら?見たあとでしっかり教えてあげるわね」


「にゃー、あとで一緒に見るにゃ」




「そうそう黒猫ちゃん、お土産があるのよ

はい、これどうぞ」

と言って何やら黒い物体を渡されたにゃ


黒い丸い輪っかがあってその下に黒い塊が付いているにゃ、もつと少し重くて輪っかの部分をもって少し揺らすとジャリンと音がするにゃ


「これなんにゃ?」


「それはね地獄の鬼さんたちが使う金棒を模した鈴なの

今回のおでかけ先が地獄だったの、その鈴使っていたのを目にしたらほしくなっちゃって譲ってもらってきちゃった♪」

すごくにっこりしてるにゃ


「地獄の鬼さんたちこんにゃの持ってるんにゃね、鬼さんも持ってるかにゃ?」


「鬼さんはそれと同じものは持っていないと思うわ

本当は1メートル、黒猫ちゃんが立った倍の大きさぐらいある鉄の棒なのすごく重いのよ、それを模して小さい鈴に加工したのね

譲ってくれた人はその鈴を鳴らして鬼さんを呼んでいたわ」


「鳴らすと鬼さんが来るにゃ?」


「うーん、そうじゃなくて気が付いてほしいと鳴らす感じかな?例えば誰か来てとか来ましたよって合図みたいに使うのよ

そうだ黒猫ちゃんの家のドア鳴らすものがないからそれ置いておいたらどう?置いてくれたら私や鬼さんが来た時に鳴らすわよ

鳴らし方で私とか鬼さんとわかるようにするのも良いわね、悪霊対策にもなるかもしれないわ」

なるほどにゃ誰か来たらにゃらしてくれるのにゃ


「それ良いにゃ、怖いからまだ鍵かけてるにゃ誰が来たかわかるのは良いにゃ」

使い方が決まったにゃ


 「あとその鈴を譲ってくれた人が黒猫ちゃんにプレゼントをくれたわ」

と言ってキラキラした玉のついた物を見せてくれたにゃ


「あ、鬼さんのところにも似たような玉あったにゃ

鬼さんのはもっと大きかったけど似てるにゃ」

トキさんは一瞬あるの?て顔したけどなんか納得したみたいに


「そうなのね、でもたぶんそれとは違うと思うわよ

これは身に着けると黒猫ちゃんが現世の人に姿が見えるようにできる道具らしいの

見せたい人と見せたくない人、黒猫ちゃんの意思で自由に見せられるらしいわ

さっそくつけてみる?」


「付けるにゃ、トキさん付けてくれるかにゃ?僕の前足じゃうまくつけられないかもしれにゃいにゃ」


「わかったわ」

と言うとトキさんは僕の後ろに回って宝玉が前にくるようにパチンと何かをはめて首に付けてくれたにゃ


「黒猫ちゃん似合ってるわ、黒い毛なみに白い宝玉がきれいね

じゃ人に姿を見せてみたいと思ってみて」


「わかったにゃ、見えますように見えますように……トキさんどうにゃ?」


「私にはいつもの黒猫ちゃんに見えるわね、でも存在が強くなった気がするわ

これなら人に姿が見えてもおかしくないと思うわ」


「ほんとにゃ?僕が主にも見えるようににゃるにゃ?気が付いてくれるのにゃ?」


「そうね、見えるようになるわきっと

でも気を付けて見えるようになるだけよ、触られたりはできないのよ」


トキさんが何か言ってるけどうれしすぎて耳に入ってこにゃいにゃ

僕が喜んでいると


「よかったわね黒猫ちゃん」

と言い微笑んでいたのにゃ


 「そうだ黒猫ちゃん、今日も鬼さんのところに修行に行くんでしょ?

私も鬼さんに用事があるから一緒に行きましょ」


「にゃーん、一緒に行くにゃ」




 トキさんと一緒だから今日はゆっくり歩いていくにゃ道中トキさんが聞くにゃ


「黒猫ちゃん、鬼さんの修業はつらくない?無理なことさせられていない?メニューの通り修行してる?」

かなり心配してるみたいにゃ


「大丈夫にゃ、昨日も鬼さんと修行したにゃ疲れるけど楽しいのにゃ」


「そう、楽しいならよかったわ」


「でも鬼さんずるいのにゃ、自分が有利に戦うのにゃ」


「どういうことかしら?場合によっては鬼さんを…ふふふっ」




 鬼さんの家に着いたにゃ


 「鬼さーん、今日も修行に着たにゃ

トキさんも帰ってきたにゃ一緒に着たにゃ」


「黒猫、今日はやけにうれしげだな、それになんだそのつけてる物は首輪か?」


「これはトキさんのお土産にゃ」

と言うとトキさんが


「黒猫ちゃん違うわ、私じゃなく地獄のある人のプレゼントよ

それに首輪じゃないわ、黒猫ちゃん専用の霊力器具よ」


「霊力器具か、良い物貰ったなぁ黒猫、どんな効力があるんだ?」

と鬼さんが聞いたので『カクカクシカジカ』とトキさんが説明してくれたにゃ


「ほう、人に姿を見せられるようになるか?試してみたのか?」


「試してみたにゃ、トキさんが言うには存在を強く感じるらしいにゃトキさんは元々僕が見えているから意味はないらしいにゃ」


「ではわしらに見えないようにはできるのか?試してみたか?」


「あら、言われてみれば試していないわね

黒猫ちゃん試してみて」


「にゃん、じゃいくにゃ

みえにゃくにゃれ~みえにゃくにゃれ~……」


「なんとなく存在が希薄になるけどやはり見えなくなるようにはならないわね」


「そうだな、人間になら存在がわからなくなりそうだがわしら霊体同士には効果は薄そうだ」


トキさんも鬼さんも試した結果に満足していない様子にゃでも僕は

「主に見えるようににゃるにゃら問題ないにゃ」

と答えるのにゃ




 本堂前広場(修行場)


 「にゃにゃ、鬼さん今日はもう玉置いてるのにゃ」


「あぁそろそろ来るだろうと思って準備しておいた、すぐにでも修行を始められるぞ」



玉を見てるトキさん

「なるほど、鬼さんのところにあるのは映像の宝玉だけなのね

鬼さん一緒にテレビみたいなのは送られてこなかった?」

トキさん何か知ってるみたいにゃ


「そんなものはなかったな、その宝玉だけだ

トキはそれが何か知っているのだな?」


「えぇ知っているわ、それは『映像の宝玉』という霊力器具よ

ある場所に映像を送っているの

そうだ、忘れていたわ、鬼さん今日の修行が終わったら頼みたいことがあるの

後で私のうちにきてね、そうだわ黒猫ちゃんも一緒に来て

新しいことが待っているかもしれないわよ、うふふっ」

トキさんもなんか楽し気にゃ


鬼さんは『はぁ~』とため息をついているにゃ


「でもまずは修行よ!今日は体の鍛錬以外にも霊力の強化と文字の勉強もやるわよ!

あ、それと鬼さん昨日の修行の話少し聞かせてね…」

鬼さんはびくっとするとさらに深いため息をつくのにゃ


トキさんのほうが鬼さんよりスパルタかもしれないにゃ…




おっさん不思議体験記04話 夢の中の女の子 後日談 終


雨が降ってます

雨は好きじゃないんですよ

雨の日は一日外にも出ず家にいることが多いです…

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