表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

初めての食卓

 とりあえずエイリアを落ち着かせて俺はミワさんから衣服をもらう。

「着方はわかるかしら? サイズもわからないから私が昔着ていた服を持ってきたんだけど。」

「多分……、大丈夫だと思う。何かあればダイチに手伝ってもらう。」

「いや、それはまずいからっ!!」

 俺は慌てて首を横に振る。

 ミワさん笑わないでもらいたい。

「また何か困った事があったらいつでも頼っていいわよ。」

「ありがとうございます。」

 俺が礼を言った後、ミワさんは家へと帰って行った。

「……この世界の人間は優しいんだな。ダイチもそうだし、さっきの女性も。」

「そうだな、まぁこの村にいる人達は悪い奴はいないよ。」

 俺もこの村の暖かさに救われたし、エイリアも少しは気分が晴れるだろう。

「さぁ、飯でも食べるか。」

 ミワさんからもらったおかずを食卓に並べる。

 コロッケにサラダ、肉じゃがと豪勢だな。

 味噌汁とご飯は俺が作った。

 エイリアは食卓に並べられた料理を興味深そうに見ている。

「エイリア、この国では『箸』を使って食べるんだ。」

「ハシ? この二つの木の棒か?」

「そう、これをこういう風に持って……。」

「こ、こうか?結構難しいな……。」

「まぁ、なれるまでの我慢だ。それじゃあいただきます。」

「それはお呪いか何かか?」

「あぁ、食事するときにこうして手を合わせてからご飯を食べるんだよ。」

「そうか、私達は神に祈りを捧げてから食事をするんだ。似たようなものだな。」

 異世界でも似てる部分はあるんだな。

 食事の方はエイリアはやはり箸の使い方で悪戦苦闘しているが、それでも器用に食べている。

「この肉じゃがと言うのは美味しいな。我が国では食べた事が無い。」

「そうか、味の方は合ってるか?」

「特に問題は無い。というよりこの料理の方が我が国より美味い。」

 エイリアの世界はどうやらあんまり料理が美味くないのか……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ