第14話 未来の果てには。
ここら辺から、短くなってきて、最後が長いです。
ちなみに後5話です。
「私たちが生きていることに関しての利点とはなんだろうか。」
それは哲学的な質問だった。
難題的で、誰にも答えられない質問。
しかし、私にはその質問は赤子の手をひねるようなものだった。
「それは、あなただから。あなた自身の価値を私たちが決めれるものではありません。
利点に関しても、私たちでは言えません。」
「何故?」
宇宙色の瞳は、太陽を映し出した。
怒っている。
僕は、彼女の態度に笑った。
「はは、それら、全てを人間は解き明かしている。なのだから、僕たちも、考えなければならないと思うよ。」
不可解な言語。私には、そうとしか思えない。
彼の嫉妬や妬みという負の感情も、私は到底理解できそうにない。
だからこそ、人間というのは面白い。
だからこそ、人間は死にやすい。
神に近づこうとする、最も愚かな生き物。
神に抗おうとする愚か者。
誰もが口にするのだ。
「神に近づいてはならない。」
なのに、近づいて、乞うのだ。
「私を死なせてくれ。」
「私は不死身になりたい。」
叶えたら、次は元に戻せと涙を流しながら、愚かに。
「それでも、私は人間を愛したい。」
理解できないからこそ、愛を振りまく。
理解できないからこそ、面白い。
こんなにも、楽しい時はあるだろうか。
愚かな人間に戒められた子が、ここにいる。
それらの考えは、殺そうと思うわない。
この少年少女を除いて。
「悲しいことにも」
「?」
先ほどから何を言っているのだ?と。
目の前にいる少女の皮を被った化け物は、笑う。
(そうだ。笑えばいい。)
そうすれば。
建物がポロポロと溢れる。
「あらら、素敵な建物でしたのにねぇ。」
「…」
顔面蒼白。
なぜ、この人が気にすることがあるのだろうか。
ここまで、もつのだから、この次元は屈強なことだろう。
全てが全て、彼女の夢なのに。
彼女が目覚めた、たったそれだけで、この世界は壊れる。
「人間でいえば…趣深いのでしょうね。」
そうだ、人間は愛しているからこそ、壊れればいい。




