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魔導忍者忍法帖  作者: ゴブリン坊主
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魔導忍者は魔力の深淵を垣間見る 6

『魔導力』の覚醒と、自身の力の根源の正体を知った雷蔵


白豹族の白玲


巨人族のイデア


エルフのジスレア


人であるクリス


果たして彼女たちは魔力の深淵で何を見たのだろうか?


雷蔵の意識が現実へと戻ったころ


他のメンバーもほぼ同時期に、意識を回復していた


「全員が『魔導力』を覚醒できるとはすごいのであ~る!」


纏う力の変化を見抜いて、全員が『魔導力』の覚醒を果たしたと見抜いたメイザース


「できれば魔力の深淵で何を見たのか教えて欲しいのであ~る」




「俺は昔『龍神』だったらしい」


「「「「「えっ?」」」」」


雷蔵は魔力の深淵での出来事を説明する


「只者じゃあないとは思ってたけど、まさか神さんだったとはねぇ」


「ライゾーであれば、さもありなん!」


「『龍神』の力を受け取らないなんて、ライゾーさんらしいですね」


「私と一緒ですねぇ」


クリスがとんでも発言しましたが、聴こえていなかったのか皆スルー・・・


他のメンバーも魔力の深淵で何を見たのか話していく




白玲は八つの頭を持つ龍であったと言う


『ヤマタノオロチか・・・』


雷蔵は前世の記憶から1つの神話を思い出していた


「力が欲しければ、我らを認めさせてみよと言っていた」


しかし、この世界で八首の龍の存在は確認されていない


「八首の龍はいないが八大竜王ならいるな」


「近いうちに、会いに行ってみるか」


『剣星竜の剣』を手に入れた白玲の力は強力だが、更なる力が手に入るのであれば試してみるべきだと言う事になった




イデアは、タイタンが出て来たらしい


さっきまで話していたので何だか気まずく


「・・・まぁ、これからもよろしく」


「よかろう 任せておけ」


と挨拶をぎこちない交わしただけだったが『魔導力』の覚醒は出来たようだ(笑)


「その後、親父とお袋にも会えたんだよ」


『邪竜』の討伐で命を落とした両親に、自分たちが『邪竜』を倒したことを話したそうだ


「二人とも喜んでくれたよ ありがとうライゾーあんたのお陰さ」


その眼には、涙がにじんでいた




ジスレアは気が付けば『世界樹』のそばに立っていたらしい


「そこで精霊王にお会いしました」


精霊王もまた、自分に会いに来るよう彼女に告げたそうだ


「会いに行けば、精霊王は加護を授けて下さると言っておられました」


「精霊王は精霊界にいるはずだが、世界樹から精霊界に行けるのか、または精霊王を呼び出せるのかもしれないな」


また1つ雷蔵たちの目的が出来たようだ




クリスは母親に会ったらしい


「私はリトニッド様の娘だったみたいなんですぅ」


「「「「「え!?」」」」」


クリスの話によると、自分は慈愛の神リトニッドと戦いの神ヘルフィトの間にできた子供だと言われたそうだ


『賢者の国』の最終兵器は、神々の間に生まれた子供


クリス自身も女神だったのだ!(゜д゜)!




クリスが生まれたころ『邪神』とこの星:ロワン・エトワールの5柱の神々との間で戦いが起こった


この戦いで神々は『邪神』を封印するも、自分たちも『邪神』によって封印されてしまった


クリスは封印を逃れるために人の世界に送られたそうだ


「父と母を封印から開放するには『邪神』を倒さないといけないみたいなんですぅ」


困り果てた顔でそう語るクリス




「じゃあ、『機神』を倒す予行演習に『邪神』を倒すか」


『邪神』を倒す


それを何事もないかのように言ってのける雷蔵に


「『邪神』か! 相手にとって不足なし!」


「クリスの親父とお袋なんだ 助けるに決まってるじゃないか」


「当然です 私たちはなかまなんですから!」


すっかり元気を無くしていたクリスに、寄り添って励ます仲間たち


『邪神の討伐』


またまた1つ雷蔵たちの目的が決まったのだった!




「5柱の神で互角」


「『邪神』の力はかなり強力だ」


「対抗するには、新しく手に入れた『魔導力』を自由に扱えるようにならないとな」


「自分の中に魔力の比ではない強大な力があるのを感じます」


「『魔導力』を使って『合力』を練り上げたら、とんでもないことになりそうだね」


「ん?『合力』とはなんであるか?」


『合力』に食いつくメイザース、好奇心旺盛である




雷蔵は、メイザースに『合力』について説明する


「なるほど『気』と『魔力』を融合させた力が『合力』なのであるな」


「しかし、不死者となった吾輩には、生命の源のような力である『気』は使えないのであ~る」


肩をがっくりと堕とし意気消沈してしまったメイザース (ノω・`o)ショボーン・・・・・




「『賢者の塔』でホムンクルスの身体になれば使えるんじゃないか?」


と何気なく言ってみたりする雷蔵


「吾輩が『賢者の塔』に行ってもいいのであるか?」


「あんたが設計した塔だろう?」


「それにあんたは、俺たちに『魔導力』を与えてくれた」


「対価を払うのは当然の事だ」


「『賢者』のバベルと気が合いそうだしな」




こうして、雷蔵一行とメイザースは『賢者の塔』へと向かうことになった



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