生きた魔道具:魔造人間への転生 2
ホムンクルスと魔導骨格の融合術式成功
問題なくプロセスが完了するかと思いきや
その矢先に異常事態発生!(゜д゜)!
そしてようやく、主人公が転生します(笑)
「賢者の塔上空に高エネルギー反応を確認! 休息接近中です」
「何!? まさかもう封印が解かれたか? いや、計算ではまだ先のはず」
26代目は最悪の事態が脳裏をかすめるが、その可能性は低いと判断した
それでも、今までこの塔に、このような事態が起きたことは一度たりともなかった為、油断はできない
「術式は途中で中断できません 結界の出力を最大に、迎撃システムを作動してください!」
「了解しました 結界の出力最大 迎撃システム起動 オールグリーン」
高エネルギー反応であれば、古代兵器の一つであるビーム兵器か、戦術級攻撃魔法のどちらかの可能性が考えられるが、最大出力の結界を破壊することは不可能であるし、結界に達する前に迎撃システムが無効化するはずである
「迎撃システムによる無効化に失敗しました! エネルギー体は間もなく結界に到達します」
「まさか!? これはやはり最悪の事態・・・まさかこのタイミングで、私の代で、ようやく完成までこぎつけた希望はついえてしまうというのか!?」
「エネルギー体が結界に到達 ですが、結界に反応はなくそのまま通過しました」
「エネルギー体は結界通過後、進行方向を変えました 塔への侵入角度を再計算 この部屋に直撃します」
「え! なんですとぉ!?」
26代目は思わず素っ頓狂な声を上げてしまう
それほど前代未聞の異常事態という事なのだろう
迎撃システムに、最大出力の結界であれば、現存する兵器や魔法には絶対に破られない自信があった
それがあっさりと素通りされてしまう
万が一にも考えられない事であった
そして、まばゆい光がホムンクルスと魔導骨格の融合体に直撃した
光はどんどん融合体に吸い込まれていく
「疑似魂のインストールシークエンスに異常発生」
「エネルギー体によって疑似魂が未知の魂と呼べるか分からないものに変質しましたが、インストールシークエンスはそのまま続行されます」
「へ? 未知の魂って? シークエンス続行しちゃうの?」
「インストールシークエンス完了」
「へぇ、完了しちゃうんだ・・・」
「残すところ、記憶継承の儀ですが、実行いたしますか?」
「もうここまで来ちゃったんだし、良いんじゃない?」
「ですよねぇ、と言うわけで記憶継承の儀完了しました」
「魔造人間が問題なく誕生しました?」
「なぜそこ疑問形? と言いますか一体全体どういう事でしょうか?」
26代目とバベル一人と一精霊の疑問は払しょくされぬまま
今魔造人間が誕生したのである




