お話し合い
「どうだ?ファーを、お前らの仲間に加えるって事で良いのか?」
コインらに向かい、ディック村長がそう確認をして来た。
「ええ、僕は良いと思います。」
「私も賛成だね」
「以下同文」
「って事なんだが、どうだ?ハヤイにヤスイよ」
「牛丼か!」
「うん?どうかしたのかコイン」
「い、いえ、こちらの話なんで、
そのまま、お話を続けて下さい。」
「そうか?まあ、良いか・・・
そんで、どうするよハヤイ、ヤスイ」
『ギュ~・・・ギュギュギュ~ギュギュギュギュ~』
『ギョギョ!?ギョギョギョ~ギョギョギョギョ~!』
『ギュギュギュギュ~ギュギュギュ~』
『ギョ~・・・ギョギョッギョ』
「あの~、村長さん、
ハヤイ達は、何て会話してるんでしょうか?」
「ああ、ハヤイは、ファーの決心が堅そうだから、
思うようにしてあげようかって言ってるんだが、
ヤスイが、『いやいや、まだ独り立ちには早すぎる』って言って、ごねてんだよ、
でも、ハヤイが『私達がイタチの隠れ里を出て来たのも、
ファーぐらいの年の頃だった。』って言ったら、
『そう言えば・・・そうだったな』って返事を返したんだ」
「おおっ、何か、子供の事を思う気持ちは、
人も魔獣も変わらないんですね」
「ああ、男親の方が娘に対して心配性な処もな・・・」
「良き哉、良き哉」
『ギュギュギュッ?』
『ギョ~・・・ギョギョッギョ』
『ギュ~ギュギュギュギュギュッ』
「おう!そうか、分かったぜ!
コイン、ハヤイ達もファーの独立に賛成するそうだ
娘の事を、宜しく頼むとさ・・・」
「はい、分かりました。
ファーさんの事は大事にお預かりさせて頂きますね・・・って言っても、
仲間のポラリさんや、パサラさん達の方が全然、僕より強いんですけどね」
「ああ、ファーが仲間に加わったら、
ちゃんと、私らで守る様にするから、その辺は安心してくれよ」
「仲間には、指一本触れさせない」
『ギュギュギュ~』
『ギョギョ~』
「ハヤイ達は何て?」
「『確かに、コイン以外の2人からは只ならぬオーラを感じる』とさ・・・」
「ううっ・・・真実だけに心にグサグサ刺さるな」
『ギュギュギュギュ~』
『ギョギョギョ~?』
「『でも、コインからは将来強くなる予感を感じる』
『何か特別な力が秘められている気がする』んだそうだ」
「おおっ!野生の勘ってヤツなのかな?
僕の中に秘められた力を見抜くとは流石ですね!」
「おいパサラ、コインのヤツ、
イタチに、気を使われて良い気になってやがるぞ」
「多分、ファーが加わっても、
パーティー内での、コインの立ち位置は変わらないと思う」




