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亡霊のたくらみ

作者:長栄堂
姉の多岐川美奈を殺された多岐川早奈。子供の頃、その多岐川美奈に助けられた桐島隼人。親父の死の真相を調べる小矢部鉄平とその盟友・山森飛馬。どことなく昭和感あふれる四人の若者が、日本とタイを駆け巡り、多岐川美奈殺害事件の真相を追う。犯行に使われた時間はわずか五分。盗まれたものは何もない。しかし、犯行現場には奇妙な違和感が……。やがて早奈と隼人は、あるものが盗まれていることを知る。犯人は、タイのどこかにあるタキガワのキンというものも狙っており、それも揃うと数十億円の価値があることも……。犯行現場に残された指紋は、鬼塚恭介が犯人であることを示している。盗聴器の中で犯行を自供しているのはタケチという男。しかし、全ての状況証拠は、伊崎睦夫が犯人であることを物語っている。この三人は、いったいどういう関係にあるのだろう? 舞台はタイのバンコクに移り、タケチとの知恵の限りを尽くした騙し合いが始まる。四人の若者はタケチに勝てるのだろうか? タケチの正体は……? やがて早奈と隼人たちの前に、三十年以上に亘る犯人の秘密が明らかとなる。
長編推理です。ぜひ、お読み下さい。
(2020年5月12日一部改訂)
プロローグ タイ北部山岳地帯(十四年前)
綿毛状の物体
2020/05/12 13:11
第一章 真夜中の惨劇(一年前)
明かりの灯る家(二)
2020/05/12 13:12
パンケーキの店
2020/05/12 13:12
おかしな時計
2020/05/12 13:12
もう一つの夜
2020/05/12 13:12
第二章 晩秋の夕暮れ(現在)
Xの行方
2020/05/12 13:12
不思議な男
2020/05/12 13:13
第三章 全ての始まり
第四章 鉄平と飛馬(九ヶ月前)
釧路行き最終便
2020/05/12 13:14
粉雪舞う夜
2020/05/12 13:15
闇の中の声
2020/05/12 13:18
第五章 微笑みの国
帰りの車の中で
2020/05/12 13:23
火焔木の家
2020/05/12 13:26
第六章 コブラの襲撃
屋台街のアパート(一)
2020/05/12 13:26
きつね男と空手男(一)
2020/05/12 13:26
ニーナ、再び
2020/05/12 13:27
第七章 首都警察にて
第八章 隼人の作戦
旭村での出来事
2020/05/12 13:29
日本料理店・青葉(一)
2020/05/12 13:29
第九章 隼人の見落とし
タケチの思惑
2020/05/12 13:30
逆転の一手
2020/05/12 13:32
最終章 対決
鞍馬街道(一)
2020/05/12 13:33
鞍馬街道(二)
2020/05/12 13:33
攻防の果て
2020/05/12 13:33
エピローグ
五年が過ぎて
2020/05/12 13:34
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