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第76話 夕陽と星空そしてなぜ異世界に来たのか

皆さんお久しぶりです!

凪です。

活動報告に昨日書きましたが一応全話編集修正終わりました。

一度読んで欲しいです。


最新話10日ぶりですが投稿しましたお読み下さい。

 綺麗な夕陽だ……

「皆、ありがとう」

「何だよ急に」

「いや、皆のおかげで阿修羅を倒せて師匠の仇を取る事が出来たんだ本当にありがとう」

 そうだ、皆のおかげだ誰一人欠けてもいけなかった。そんな戦いだった。

 メグが立ち上がりながら言う。

「私皆さんと出会えて良かったです阿修羅は本当に強かったですが協力して倒す事が出来て私……」

 メグが涙ぐみながらも続ける。

「最初、阿修羅を見た時は怖かったです。あんなに大きいモンスター何て見た事ありませんでしたから……けど、ナギさんとクロさんが一緒に戦ってくれて気絶してしまった私を必死に看病してくれたユイには感謝をしてもしきれません。私……怖かったんです……でも、皆がいたから戦えました。皆、大好きです」

 感謝をしきれないのは俺なのに……最後のメグの言葉からは笑顔と涙が流れていた。

「メグ……ありがとな俺は、リーダー失格だあと少しでメグを失う所だった。いや、その後他の仲間も失っていたかもしれないでも、こうして皆と今この場にいれて本当に嬉しい皆、本当にありがとう」

 大切な大事な仲間を失わなくて良かったこうして今この場に皆でいれる事が何より嬉しい。

「お、お前達はな無理しすぎなんだよ! 俺がどれだけ心配したか……ナギは無茶をしてボロボロになるしメグは魔力切れで気絶するしクロは治しても起きないし沢山心配したんだ! けど……それより自分の無力差が一番悔しかった……俺はただ遠くにいて傷付いた仲間を治すだけだった。ナギが緑刀を渡してくれなかったら俺は、ただ傷付く仲間を見ている事しか出来なっかナギ俺を信じて緑刀を渡してくれてありがとう」

「ユイの事を信じるのは当たり前じゃないかメグの事だって二人は僕達に付き合ってくれたようなもんだし……」

「ナギさんそれは違いますよ私達はちゃんと自分で決めてナギさんとクロさんと一緒に戦って強くなろうってゲンさんの仇を取ろうって決めたんです!」

「メグ……ユイ……」

 俺は何ていい仲間を持てたんだろう嬉しくて何だか心が温まるような感じがする。俺は寝そべりすっかり陽も暮れうっすらと星が見える空を眺めながら今日の出来事を振り返っていると皆も横になり俺と同じく星を見ていた。

「綺麗ですね……」

「あぁ、綺麗だな……」

 今は言葉何かいらない。ただただ皆でこの綺麗な星空を眺めていたい俺はいや、皆もそう思ってるはずだ。

 暫く星空を皆で眺めているとクロが話しかけてくる。

「なぁ、ナギ俺進化して大きくなったけどこのダンジョンから出れるかな?」

 あ、確かに……クロは今10mほどの大きさに成長し進化した。60階は大丈夫だが50階以降になるとクロの大きさだと出れない……かと言ってこのまま屋上から降りるわけにはいかない50階では師匠が今も待ってくれている阿修羅を倒して仇を取った事を報告しないと。

「そうだな……このままだとクロは出れないな……」

「メグ、クロを小さくする魔法使えないのか?」

「そんな事急に言われても……」

 ん、二人の会話からするとどうやら生き物? を小さくする魔法はあるみたいだな神様のシロに魔法を使えるようにしてもらってる俺なら出来るかもしれない。

「私、呪文は知ってますが使った事ないですけど一応かけてみますね」

「メグ待ってくれその呪文俺に教えてくれないか俺がクロにかけるよ」

「分かりました呪文はチェンジですこれは大きさを変えたり見た目を変えたりする時にも使う魔法です。どうやって使い分けているかと言うと術者のイメージで効果は変化します。私がかけるよりクロさんと過ごした日々が長いナギさんの方が上手くいくと思います」

「分かった。かけてみるよクロ僕の方を向いてくれ」

 クロは俺の方に頭を近付け目を瞑る。

 俺は、一度深呼吸し呪文を唱える。

「チェンジ!」

 俺が唱えた瞬間クロがいなくなった。失敗したのか……?

 するとポフっと頭に何か乗っかてきた。

「ナギ成功したな!」

 俺は頭に乗っているクロを持ち上げ見る。最初のこの異世界に来た時ほどの大きさのクロがいた。

「どうらや成功したみたいですね良かったです」

「俺よりちっちゃいな」

「ナギどうしたんだ? もう少し大きい方が良かったか?」

 なんだろう俺はこの異世界に来てからワクワクしてはいたが前世で満足したはずの俺は何でこの異世界に次の人生を生きようと思ったのかそれが今分かった気がする。それはクロに会うためだったんじゃないか俺の信頼出来る最初に出来た友達で相棒のクロ。俺はクロがいたからアルグラウスで不安になりながらもここまでの旅を過ごして来れたんじゃないか? もし、クロが居なかったら? 考えたくもない。そうか俺は心から信頼出来る友達が欲しかったんだ。別に前世でいなかったわけではないがクロは違う。俺はクロに会うためにこの世界に来たんだ。

「ナギ何で泣いてるんだ? どこか痛いのか?」

 俺は泣いてしまっていたらしい。クロがペロっと涙を舐める。

「大丈夫……大丈夫だけどもう少しこのままで……」

 俺は、何かが途切れたようにクロを抱きしめながら泣いた。初めての異世界見た事のないような強いモンスター実際に死んでいく人、傷付く仲間その映像が頭の中でグルグルと回る。メグとユイも心配そうに俺に近付き肩や背中を摩ってくれる。不安じゃないわけがないんだアニメや漫画みたいに主人公皆が強くて異世界に夢や希望だけで生きているわけじゃない辛い事や悲しい事だってあるそれを乗り越えていくだから主人公なんだ。

 俺はクロに出会うためにこの世界に来て主人公になるために旅をしていたんだ。これからも俺はいや、僕は生きていく大事な仲間と主人公になるために。

ナギがこの異世界という世界に

来た理由が分かった回になったと思います。


今後も竜と異世界生活を宜しくお願いします。

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