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第25話 火刀

本日ラストの投稿かもしれません

話しがまとまり次第次話投稿致します。

 王の間の前にミラさんが居た。

「ミラさんおはようございます。どうしてここに?」

「私は、ナギ様を案内するためにここでお待ちしてました」

「そうだったんですね。ルルと大事な話しをしていて遅れましたすみません」

 ルルとは今朝、昨日の話しを再度した。

「いえ、大丈夫ですよでは、中に入りましょう」

 扉を開け中へと入る相変わらず少し眩しい部屋だ。

 前回同様、片膝を付き下を向く。

「ナギかおはよう顔を上げてくれ」

「はい」

「昨日も少し話したが今日は昨日の火竜の件で来てもらった。昨日言えなかった事があるここにいる者はもう知っているが昨日の火竜は消えたのだ」

 火竜が消えた? 一体どういう事だ。

「火竜が消えたとはどういう事ですか?」

「そのままの意味だ。昨日シートをかけたと言ったがナギが気絶してすぐみんな避難させた後火竜は霧状となって消えたのだ。竜については分からない事や謎が多い一先ず木材や資材で竜の代わりにシートで包みはしたが兵士の何人かには知られていたので一応箝口令をしいたが噂は広まるかもしれん竜の遺体は地下にしまってある事になっている」

「なるほど。確かに竜については分からない事が多いですからねうちのクロも突然卵になり出てきたと思ったら成長してこの大きさになっていましたから」

「そうじゃな。クロについても不明な事は多いだろうだがそれは、これからナギが解明していけばいいだろう」

「そうですね」

「それから、火竜が消えた後ある物が落ちていたのだキム例の物をここへ」

「かしこまりました」

 筋肉ムキムキの人、キムと言うのか。

 筋肉ムキムキ事キムが持ってきてたのは1本の剣? いや、俺の黒刀と似ている違うのはその色だ真っ赤な鞘に真っ赤な柄だ。

「これは、火竜が消えた後落ちていた剣だ伝説通り真っ赤な剣だナギよそなたを呼んだのはこれを託そうと思ったからじゃ火竜を倒したのはナギとクロお主達の力あってこそだからだ」

「その事ですがまだ確証はないものの恐らく火竜は俺かクロまたは俺達を狙って襲ってきたのだと思います。クロが時折外を眺めていたりしていたので何からし関係があるかと」

「それから一つ隠していた事があります、今からそれを実演してみようと思います」

「ミラさん、剣を構えてこちらに向いてください。それからミラさんの後ろの執事の方ナプキンを持っていてください」

「ナギ様分かりましたが一体何を……」

「ミラさんは構えてくれるだけで大丈夫です」

 後ろの執事も準備が整ったようだ。

「王様も見ていてください。私が隠していたのはこの黒刀の事ですこの黒刀は……」

 そう言いミラを切る。

「ミラ殿!」

 キムが、叫ぶだが切れたのはその後ろの執事が持っていたナプキンだった。

「これが隠していた事です。この黒刀は本物です竜から倒した物ではありません詳しい事は言えませんが今の能力で分かって頂けると思います物質透過という能力で切った物の奥にある物を切る事が出来ます」

「ほう、なぜ隠していたかは詳しくは聞きまいだがその黒刀が本物だと言うのは分かった」

 ミラや執事が驚いている。

 そりゃ、驚くよなミラは自分に剣がぶつかると思い執事はまさか自分が持っていたナプキンが切れるとは思うまい。

「ナギよ隠していた黒刀の件話してくれてありがとうだがその事はかまわない。例え君達が狙われていたとして火竜が来たとしても君達がこの国を守ってくれた事には変わりあるまい皆感謝している」

「だからこそ、その火刀は君に渡そうと思う。君ならちゃんと使ってくれるだろうと信じておる」

「分かりました。有難く頂戴致します。それから一つお願いした事があります。私の仲間であり家族であるルルをシルさんの元で暮らさせてほしいのです」

「構わないがその言い分だとここを旅立つかのような言い方だが」

「はい。しばらく準備のため何日かいると思いますが、今回の件でルルにも危険な事に巻き込んでしまったので私達が強くなったら迎えに来ると先程話して来ました。ルルはシルさんに懐いていますしシルさんも承諾してくれると思います。王からもよろしくお願い致します」

「あぁ、分かったシルにも話しておこうナギよこちらに来てくれ火刀を渡そう」

「分かりました」

 俺は立ち上がり王の元へと向かい火刀を手渡される。

 触った瞬間に分かる普通の刀とは違い持った瞬間からほんのり温かい。

これが火を纏いながら敵を焼き切る事が出来るという刀 火刀か。

「有難く頂戴致します。決して悪用しない事を今ここに誓います」

「あぁ、その火刀を使いこれからも人々を助けてくれ」

「分かりましたしかと肝に銘じます」

 そうして、王から火刀を受け取りルルの件も話した。

 俺達は自室に戻り火刀を眺めていた。

「すごく赤い剣ね……」

「あぁ、見てるだけで暑くなってくるよ」

「クロこれが俺達の討伐して得た報酬の火刀だぞ」

 クロは火刀を見つめている。

 何か、竜にしか分からない事でもあるのだろうか。

 俺は、火刀を鞘に納め黒刀と同じく背中にクロスして背負う。

 厳しく辛い犠牲も出た戦いだったが俺は、この火刀を使いこれから沢山の人を助けていこうと誓った。

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ありがとうございます!

とても嬉しいです!


これからも頑張って書かせて頂きます。

本当にありがとうございます!

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