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異世界の花火
こいつら、連合軍の連中か……
薄い鎧と槍だけを構えた20人程の男たちがレストランないを占拠する。
感覚は……そう、元の世界で云う銀行強盗だ。
私を含めたお客や、愚弟やブサ男までも手を後ろに縛られて抵抗出来ない状況だ。
そして、1人の男が私の元に近づいてきて……。
「カスミが何でここにいるんだ⁈」
その男はここにいる連合軍の中でもリーダー的存在らしく、1人で立派な鎧をきていた。
「レグルスか……?」
どうやらその通りだったようで顔まで覆う兜をつけたまま頷く。
「ここはオレが何とかするから、お前は逃げろ……ここはあと数分で爆破為れる……この国の王子と一緒に……」
一瞬、私の脳裏に1人の青年の顔が浮かび上がった。
ッチ……カバンさえ手元にあれば。
当然ながら私の手元にはあの四次元なカバンなどはもちろん無い。
まぁ、カバンの中に入って居るのは今となっては杖と変な本だけだが、それでも十分過ぎるだろう?
仕方が無い。
私は誰にもしんで欲しく無い、と云うのが本音なんだ。
だから……
「レグルス……チョットいいか?」
私は、男を利用する。




