わいぷっ!
私を中心に睨み合うバカ3人。
……かえりてー、とりあえずこの視線の嵐から脱出したい。
そもそも、美男子に見られて良い気持ちなんかする訳が無い!
やめろ! こっちみんな! バカがうつる!
私がそんなバカどもに慎ましく罵りの声を心中にあげていた時。
最初に愚弟が口を開いた。
「おい、ラクダ野郎! ねぇちゃんを返せ! 」
あ、ブサ男のことラクダって知ってたんだ? まぁ、本当は砂の民なのにね。
それにピエトルは答えず、ただ私を抱く腕に力を込めた。
うん、痛い。
そんな時、また別の方向からも叫び声が上がった。
「そ…そもそも、キミらは何者なんだよ?!」
青年――ん〜名前は忘れたわ――の声だった。
それは怒りと、失望と、悲痛と、そして神聖さをもってレストランに響いた。
その言葉にいち早く反応したのは愚弟、ことコーキだった。
「オレはねぇちゃんの…………ッ弟だっ!」
別に弟って告白為るのにそんなに力む必要ないだろ。
とか思ってたら……。
「そうか……オレは、カスミの……そうだな、保護者だ」
こんどはピエトルがどこか言いよどむ様に歯切れ悪く言った。
私は、そんなピエトルの優しさにほんの少し胸が痛むと同時にホッと、息を吐いた。
2人の視線が青年へと向けられる。
「ぼ…ボクは……」
その瞬間!!!
「えっ……⁈」
突然の爆発音 (またか!)
しかし、こんどはさっきの様ではなく……。
「いたぞ! 殺せ! 」
物騒な連中がやって来た。
午後にはもう1話投稿します♪




