れすとらんと
光の国……
この異世界最大の領土を持ち、最も豊かな国とされる場所……
とくに、その国都“テンペ”は様々な娯楽や文化の中心として栄えている。
そんな広大な領地を持つ国都“テンペ”はこの世界最高の人口があると言われ……
「その数およそ1万! どう? 驚いたでしょ?」
振り返りながら私に笑顔のままはなしかけてくる青年。
私達は今、この街の中央通りを歩いていた。
「……別に……」
事の始まりは本の2時間くらい前……
私がこの青年に保護された時から始まる。
「キミ、行くところ無いの?」
それは、あまりにも私の図星をつく言葉だった、思いの外トモヤの言葉で傷ついて居た私の心に追い打ちをかける程度には……
「あ、あそこがさっき話したこの街1番の料亭“エビス”!」
嫌に日本臭い名前の料亭だなぁ、と私は思いつつ彼の指差す方向を見た。
「え……?」
そこには、はるかに予想を裏切る巨大レストランが浮かんでいた。
「なに……これ?」
私の言葉に面白そうにほほえむ青年。そんな彼の顔に一々腹が立つ。
「光の国国都“暁の街テンペ”名物! 空中レストラン“エビス”この国は勿論、世界中の人が知ってる名物さ!」
私は、彼の言葉に一々唖然とするばかりだった。
というか、どこから突っ込めばいいのかわからない。
なんで浮いてんだよ、とか
料亭じゃねぇのかよ、とか
そもそもどこがエビスだよ、とか……
とにかく、様々な疑問が浮いては消えたが……
結局、私は青年に施されるままその巨大レストランに入って行った。
☆
「ね…ねぇ……」
「ん~」
私は、どうやら自分で思っている以上にチキンだったらしい。
まぁ、端的にいうならば、ワタ機は今かなりビビっている
「なんか、私凄く場違いな気がするんだけど……」
今の私の格好はそこらへんの村娘にもおとる。
たいする青年は……っち、イケメンは七きても似合うんだな、しね!
で、周りの御客さんたちもまぁ、それはそれは立派な衣装に身を包んでらして
はやくかえりたいよー
私のチキンハートが悲鳴を挙げているじゃないか!
「なんか、早く帰りたい
って顔してるね……」
残念そうな、不服そうな、そわな青年の顔。
そりゃあだってはやく帰りたいんだもの。
私はそんな青年の顔に多少の罪悪感……の一変も覚えないでうなづいた。
しかし、その瞬間……!
青年の顔つきが――変わった。
「じゃあ、せめて、僕の質問に答えてからにして欲しいな……」
私は、彼の雰囲気にの前れてもなんにも言えず、さっきと同じ様に首を縦降るしかなかった。
「キミは……何者なんだ?」
青年、おまえの方こそ何者だYO☆




