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番外編ー前編

めりーくりすます


クリスマスに良い思い出は無い。



何故なら私にとってクリスマスと言うのは馬鹿(イケメン)どもからクルシメラレマス!



特に義弟(グテイ)は酷かった。



母が再婚してから来たパパの連れ子だったのだがな。



平凡面のパパとは似ないで美男子オブ美男子。



私のイケメン嫌いを再燃させた奴だ。


と、言う訳で今回はそのときの話にしたいと思う。


☆☆☆


ーー2年前、12/25


外で雪が降る中、私はコタツ&ミカンのジ●グレツ進化を堪能していた。


今日は待ちに待った今季最大注目アニメの第一話だ。見逃す訳にはいかない!


とか、思ってたら私の背後から刺客が現れた!


「姉ちゃん! 今日までアニメみてんのかよ!」


それは、5年前、母が再婚したときのパパの連れ子、井上(イノウエ) 光樹(コウキ)だった。


っち、愚弟(イケメン)が私になんのようだ。


「なんだ、コウキ、文句あるか」


「大有りに決まってんだろ!今日が何の日かんがえろ!」


「アニメの第一話ですが、何か?」


私はコウキの方を見ることなく答える、視線の先はグッズのCMだ、あ、ラノベ新作出たんだー。

明日買いに行こ……


「おい!!」


「煩せぇ!」


突然コウキが怒鳴った。

ちぃ、声優さんの萌えボイスが聞こえなかったじゃ無いか。


「今日の約束……忘れたのかよ…………!」


さっきとはうって変わってシュンと、垂れるコウキ。


約束? なんかしたっけ!


「ーー……クリスマスに…今日に、デートしてくれるって……!」


なんだ、寝言か。

ん? まてよ、でも確かに言ったような……


「あぁ、10月の話だがや、んなもん忘れとるに決まっとるがん」


あーあ、なんでこんな約束しちゃったんだろ。

あれだろ、恋人のフリして付き合ってくれ、って。


「じゃ、じゃ……いいのか⁈」


パッと、明るく顔を輝かせるコウキ、

イケメン度20%増しですね、わかります。


「だが断る」


めんどくせぇ、ってかコタツからでたくねぇ。


「じゃ、じゃあ……、俺のだすクイズに答えろ!」


ーーはぁ?


「コウキ、貴様……ワタシを舐めているのか?」


誰のおかげで中学の雑学大会で優勝できたと思っている!


「ーーオレの……オレの誕生日は何月何日だ!」


ふっ……コウキよ……


「君には負けたよ」


マジでいつだったけ?


☆


私とコウキは最近近所に出来たショッピングモールに来た。


さすが、日が日だけあってカップルでごった返している。


「あ、姉ちゃん! アレ!」


と、何故か私はコウキの奴と手をつないでいる。

「カップルなんだから」が理由だそうだ。 訳わからん。


「ん? その場懸賞?バカか、ああいうのは大抵賞品はしょぼ……!」


なん……だと!


あ、アレは私がインターネットくじで手に入れようとしたけど見事に落ちた 冬季限定プレミアムフィギアでは!


「ーーよし、コウキいくぞ」


そのそのブースまで言った瞬間、引き返したく成った。


「井上! 待ってたぞ! ここでフィギアを餌にしてれば来ると思ったわ!」


突然の大声が上がった。


「誰だ貴様、そもそも私はイノウエでは無く、サノだ!」


こいつは私の学校で副会長を務めている男だった。

認めたく無いが美形だ。


「ふっ! 今日こそ、昨日の約束を守ってもらうぞ!」


なんだっけ?


「オレのクイズに答えてダメだったらデートと言う約束だ、

お前、昨日答えられなかっただろ!」


あら、デジャヴ。

だが、昨日は昨日だ。関係ない。


「じゃあ、昨日と同じクイズを出してやる、それに答えれなかったら……いいな?」


ふふふ、良いだろう!

このアニメ雑学女王と言われた私の前にひれ伏すが良い!


「オレの名前は何だ! 言ってみろ!」


そういや、毎回聞いても名前忘れるな。


私はその場から速攻走り去った。


☆


「ふぅ、ここまでくれば大丈夫だろう」


ここは私が幼い頃使って来た公園。

柊の葉が刺さって以来来て居なかったが、ここはコウキも知らない私の秘密の場所だった。


「何が大丈夫なんだ?」


わぎゃお!


突然後ろからあまい声が聞こえて来た。

ぐ……この声は……


「リュウヤ、何でこんなところに……!」


それは、母が再婚する前からの付き合いの幼馴染だった。


「別に、オレが何処にいようとかってだろ」


何故だかそっぽを向かれてしまった。

若干上を向いた横顔は、頬が赤く成っているように見える。


「どうした? 風邪でも引いたか?」


多分、リュウヤはパパ以外で私が唯一風邪を心配する奴だ。


まぁ、腐っても幼馴染だ。


「べ…! 別にオメーに心配されたくねーよ!」


今度は正面を向かれた、

やっぱり顔が赤い。

ってかこいつは180を超える長身だから154の私は見下ろされる。


そのことが腹立たしい、その長い鼻へし折ってやろうか。


「て、ってか、カスミ、なんでこんな所に来たんだよ……確か、今日……コウキの奴とデートじゃねぇのかよ……」


こんどは何故か俯かれながら、震える声で問われた。


大丈夫か? マジで風邪なんじゃ無いのか? うつすなよ?

その菌が私を経由してパパに感染したら大変だ。


「あ、逃げて来た」


「は……?」


私が本当の事を言うとリュウヤはほうけた様な顔をした。


「この公園に来たのは……うーん、ある意味リュウヤとの思い出がつまってるから?」


嘘。


「ーー……ッ⁈」


驚いた様に目を見開くリュウヤ。


なんだ、その顔は。


「ーーなあ、カスミ……」


ん?


「オレ……もしかしたら……」




因みに後編は書くよていなし。

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