はかったなーー! ブサ男ーー!
ねぇ、知ってる?
なんかギリシャの食堂って『タベルナ』って名前らしいよ。
ややこしいわ!
とか、叫んでる私、佐野 香澄、
漸く冷静さを取り戻してきた。
しんこきゅー! ひっひっふー! ひっひっふー!
「……で、話って?」
隣でブサ男、本名……ナントカ・ナントカが話している間、
私は食堂を見回していた。
ふんふん、昼時だからか中々活気の有るところではないではないか!
だか、私は認めん……!
認めんぞ! 味噌汁(赤)と味噌カツの無い食堂など食堂とは認めん!
まったく、そもそもなんだこの食堂は! 窓とかが開け放しだから埃が入ってくるじゃないか!
荒野だから仕方ないのか?
とか、私がおもっていときだよ!
「……わかった、じゃあそれでいいな?」
ふ、どうやら話はまとまったらしいな。
ブサ男のことだからいい感じにまとめておいてくれただろうな。
王子っぽい人、えーと、レグルス・ナントカ、お勘定は任せたぞ!
私が席を立とうとしたときだったよ!
「オアシスの乙女……改めてお前を、オレの城に招待したい」
超絶なイケメンに微笑まれたよ!
ブサ男の裏切り者ぉー!!
ーー異世界 乙女 他人の話は左から右に通り過ぎます。




