ば馬鹿な! 早すぎる!
「ふぅ……ようやく見つけたぞ! オアシスの乙女!」
だ…だれだ! それは、
ってか……
「ブサ男、あれだれ?」
ブサ男に聞いたらなんか呆れられた、なんだ貴様。
「なっ……! 貴様! オレの事を忘れたというのか! 」
ん~……? なんか王子っぽい人が憤ってる、いや、忘れるもなにも、お前の事なんか知らんし。
「はぁ……諦めろ、こいつはこういう女だ、お前が相手してきた女とは訳が違う」
ブサ男がなんか言った、
私の事バカにしてんのか!
「クッ……!オレはレグルス・ハドロリア! 砂の民だ!」
ブハァッ!
レグルスとか……
ん? 砂の民……だと?
つまり、こいつ……
「エルフぅ⁈」
そ、そんな……エルフなのに、耳が長くないだなんて……
ありえちゃだめだな!
「はぁ……カスミ、言っとくがオレも砂の民だぞ?」
そ、そんなブサ男まで……
エルフなのに耳が小さいだなんて……
無駄に美形なくせに!
滅べ!
「ぐすん、仲間だと思ってたのに」
「今更嘘泣きは通じねーよ」
ちくしょう!
なんだこのコント!
とか、私が思った時だった。
「オアシスの乙女……お前を、オレの城へ招待したい」
よし、全力で断る!
ーー初恋の人は画面の向こうの彼氏さ!




