血が足りない!煎餅をよこせ!
サブタイ カヲス杉
火の国の衛星都市、
火山の街ーハイドル。
本に書かれている知識によれば、オアシスから最も遠い街らしい。
つまり……!
薬草が高く売れてしまう!
と、おもったのにね!
「ダメダメ、薬草は薬師の資格を持ってないと売れないよ、まして女の子が……」
うるさい!このすだれハゲ!
私の……後ろ居る美人の体をイヤラシイ眼でみやがって!
くぅ~~!
「ほら、言った通りだろ、楽して稼げる方法なんてねーよ、お前の魔力だったら宮廷魔術師にも……」
黙れ、ブサ男!
私は働かん! はたらかんぞぉーー!
「なんで、そこまで頑なに拒否すんだよ」
そわな可哀想なモノを見る様な眼で私を見るな!
ほらみろ! 通行人のオバサンが私に同情してクッキーくれちゃったじゃないか!
美味いから良いがな!
「ふ……学生と言う身分にも飽きたし、人の下ーー聞けぇ!!」
ぐ、ブサ男め……!
仮にも主人の私の言うことを最後まで聞かずに何処かへ行くだと!! 帰ってきたらお仕置きしてやる!
「ホレ、好きなんだろ、焼き菓子」
投げ渡されたのさっきオバサンに貰ったクッキー……に、よく似たおせんべい。
ま、まぁ、お仕置きは勘弁してやるかな!
美味い、




