表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

七万人以上の人間の歓声が、耳を裂くほど響いていた。


ファンの顔が見えないほど強い様々な色の眩しいライト。

リズムに乗って揺れる白いペンライト。

心臓や脊髄が揺れるほどの重厚感を放つ音源

名前を叫ぶ声。


——透鳴。


その名前が、このスタジアムを埋め尽くしていた。

―だが。

こんな景色を、昔の俺は知らない。

教室で一人ヘッドホンをつけて音楽を聴く俺、

君に手を引いてもらえなきゃ進めないような俺、

欲しいものは「世界」だと笑って、

なりたいものは「王様」だと本気で言っていた、

あの頃の俺は。


「俺には自信がありません。」

マイクに手をかけて上がっている息を整える。

「だってあなた達と変わらないただの高校生だったんですから。」

「でも、自分を変える行動は自分がしなくてはいけません。」

「周りが怖くても、足を踏み出さなくていいんです。」

「立ち上がって前を見てください。」

「俺ができるようになったきっかけの人へ向けた歌で締めようと思います。」


……これは、たった一人の“君”に捧げる歌だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ