1
仕事に追われ、現実逃避で書き始めました。
すぐ更新が止まるかもしれませんし
何度も更新するかもしれません
私は見守る無機物になりたい
真っ黒な空間。
辺りを見渡しても何もない
あ、これはもしや‥…死後の世界
「察しが良いね‥…そう、君は死んだんだ」
真っ暗な空間が一気にはれ鮮明になっていく
雲ひとつない青空と、色とりどりの薔薇が咲き乱れる花園
そして中央に設置されたテーブルと椅子に座る人影
「少しお話ししようじゃないか?」
男とも女とも取れないその人はにこやかに私を誘った。
神様かな?
誘われるがまま椅子に座り、まじまじと顔を見つめる。
その顔立ちは幼さのなかにも凛々しさや表情の読めない不気味さ等様々な事が読み取れる
「そんなに見つめられると恥ずかしいな。」
言葉的には恥ずかしいといってるが、表情や声色からは読み取れない
っむーなんだかなぁ‥…怖い
「そんなに相手の事がわからないと怖いかい?」
そういう心が読めるところも怖いなぁ‥…
「まぁ、私は怖がられようが、喜ばれようが‥…することは変わらないんだけどね」
目の前にいつの間にか現れていたティーカップに口をつけそう言った後
ふと気づくと自分の前には幾つもの紙の束が置いてあった。
「それは君がこれから選ぶ転生先‥…まぁ好きなとこ選んじゃってよ」
「転生‥…あぁ、最近よくあるやつですか‥…」
「話が早くて助かるよ。私は一服してるから決まったら教えてね」
そういわれ紙に目を通す
【剣と魔法の世界 世界を救う勇者】
【魔物のなりあがり いずれ魔王へ】
【異世界知識で無双しよう】
「なんか、どれもありきたりですね」
上の数枚をよんでボソッと呟くと反応が返ってくる。
「まぁ、それは今までの要望を纏めたものだからねぇ‥…カスタムもできるけど‥…」
「それなら‥…」
私は自分の希望を述べていく
出来るもの出来ないもの
それを話しつつ数分‥…
「一様それに近い世界はあるけど‥…そこで良いのかい?」
「そうですね。お願いします」
「それじゃぁ、新しい世界へ」
「はい、ありがとうございます‥…」
ゆっくりと意識は揺らいでいき
瞼は閉じていく
その時聞こえたのは‥…
「訂正するのを忘れたや私はーーー」
ぼやきだったのか最後まで聞き取ることは出来ず意識を失った