前へ目次 次へ 10/31 (三)‐4 「何か問題でも?」 ジョージはケンの背後から言った。 「おかしいな。パネルには異常は見られない。まさか切り離されてないのか?」 「時代遅れのオンボロだからだろう。今どき自動ドッキング装置もついてない代物だぞ」 隣のブロックからシッコの声が聞こえた。 ジョージは手すりを利用し再び隣のブロックへ泳いでいき、無線機のマイクを掴んで言った。 「トルゲ、聞こえるか、こちらジョージ。トラブル発生だ」 「何があった」 「輸送船が分離しない」 (続く)