表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女妄想幸福日記  作者: ハル
9/84

九人目


「久しぶりにあの服着てきてよ」

「あの服?」

「あの〜、黒のかっこいいやつ!」

「りょうかい」


新しく、趣味でもない服を買って彼とのデートを楽しむ。

久しぶりのデートは吐き気を抑えることで必死だった。彼がずっと私以外の女の話をしていたからだ。


「あの時さ、俺びっくりしたんよね!」

「そう?」


どの時だよ。どの女だよ。


「てかさ!やっぱりその服似合ってるよ!」

「ありがと」


初めて着てきたんだけどな。どの女と間違えてるんだか。


「ねぇ、気をつけてね?」

「何が?」

「もういい」


よくこんなんで浮気なんてできるな。


「そういえば、プレゼントあるんだよ!」

「何?」

「指輪!イニシャル刻んだやつ!」

「ありがとね」


指輪には知らない女のイニシャルが刻まれていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ