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少女妄想幸福日記  作者: ハル
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四十人目


私の部屋は思い出で溢れている。


「ねぇ、あんた部屋の片付けしなさいよ」

「これは全部思い出なの!」

「でもだからって」


床の踏み場がないでしょと母が私に厳しい目を向けてくる。


「分かったから!分かったから捨てないで!」


母が私の思い出を無理やり捨てようとするのを何とか止める。


「捨てなさいって言われても……」


これは、彼が初めてくれたシャツ。これは彼が私に初めて奢ってくれたレシート。これは彼の歯ブラシ。これは彼のティッシュ。


「どれも思い出が詰まってるし……」

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