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三十六人目
「やっちゃって!」
「へい!」
私の合図一つで人がひき肉になる。
本当に人生イージーモードだ。
私は極道の組長の娘だ。屈強な男たちが私に平伏す。もちろん、周りの視線は痛かった。だから痛い目線は潰してもらってきた。
「あいつを潰して」
「あいつを消して」
私の一言で30人近くの人間が一斉に死んだことがある。
そんなある日だった、
「お前は今日限りで俺の娘じゃねぇ!」
パパから絶縁を告げられた。
パパが話している内容は全く頭に入ってこなかった。
「じゃあな」
組長室を叩き出された私に向けられた視線はとても痛かった。




