冒険者始めました①
気まぐれ編です笑
なんとなくで勢いよく飛び出したものの、何にも面白いことが思い付かなかったぜ!
圧倒的ノープランですまん!
まぁ今回なぜ俺が登場したかって言うと、むかーしの記憶を思い出して、ちょいと現世を満喫……基視察しようと思ってな。
改めて自己紹介をするまでもないと思うが、俺の名は戸河健汰。
元は日本人。
窓際族に近い存在で、誰からも必要とされなかった無価値な人間と烙印を押された男。
朝起きて玄関を開けると、突然この世界に転移してしまっていた。という、まぁまぁエグい展開の男だ。
んーとまぁ、何やらかんやらありながら今では、この世界の神として存在している。
まぁかれこれ数千年になるなぁ。
いやいや自己紹介なんて別にどうでも良いのだ。
今回現世に降りてきたのは昔の宿題?の様なものを完結させようと思ってきたのだ。
敢えて今一度言っておくが、息抜きではない!と言っておこう。
息抜き……なんて言ったら鬼嫁降臨しますやん。でもさ、俺ここ数千年は真面目に働いてましたよ……鬼嫁に監視されながら社畜のように……
少しくらい、いいじゃん。
いやいや、これはあくまでも任務だ。
うん。任務なのだ。
というわけで、現世視察兼何かしらの修復という結構理由にならないような無茶苦茶な理由を息子にメモ書きを残し、ルドラと旅立った。
ルドラはルドラで猛烈に訳の分からない理由のメモ書きを娘に残し着いてきた。
内容は故郷の山が噴火しそうなので鎮静しないと多大な被害が出そうだ。だった。
いや、そもそもあんたの山は活火山じゃないっすか……って思ったが、それしか思い付かなかったらしい。
アイツもあれだよな。俺もなんだが嫁にビビり過ぎて理由作りがど下手だよね。
………………
…………
……
ま、まぁいいや。何はともあれ脱出、基視察に出ることに成功した。
今回俺がしたに降りてきた理由は、むかーしむかしギルド登録をして、その後何の活動もしてなかったので冒険者として最高ランクまで上げたくなった。というのが理由である。
その話をルドラにしたところ、夜景のごとく輝く目をしだし絶対に着いていくと言い出したので、2人で降りてきた訳だ。
ルドラに関しては冒険者登録から、ん?いや、俺も再登録した方が良さそうだな。
だってこの登録書、日付が八千年以上前だ……何処の世界に、そんな長寿番付に載る奴がおるんよ。
ないないない。俺も再登録することを決めた。
んーだがしかし登録にあたって1つ問題がある。
俺の種族登録である。
この世界に人族は存在しない。
更に言えば神族なんてものが登録に来ようものなら、大騒ぎになってしまう。
仕方ない。ここは妻の種族であるエルフで登録しよう。
ってことで少し身なりを変えることにした。
ふむ。エルフになった俺は、まぁまぁ美男子になったのではないだろうか?
うん。そう思いたい。
ルドラの反応はイマイチだったが、んーわからん。というか、知らんよ!
エルフ族のイケメンの顔なんて!
全部一緒やがな!
よし、設定は決まった。
ルドラはそのまんま竜族。
俺はエルフ族。
初心者冒険者コンビとして登録をしようと思う。ワクワク2割・帰宅後の恐怖8割ってところかな。
二人で昔話に花を咲かせながら冒険者の集まるギルドを目指したところ、なんとなく着いた。
中に入ってみると数千年前と変わらず昼間から酒飲んでるやつらと、ガラの悪いやつらが、まぁぼちいた。
「おいみろよ!竜族にエルフだぜ!
最近では物珍しいやつらが来たぜ!」
「おい兄ちゃん!俺たちのパーティーにいれてやろーか!?」
「ふざけんな!俺らのとこに決まってるだろうが!」
と、まぁこんな感じで、何処ぞの居酒屋状態だ。構うことなくカウンターへ行き、これもまた在り来たりなギルドのお姉ちゃんに声をかける。
「見ての通り俺たちは2人だけだ。今までも2人で旅をして来た。しかし今後何かしら起きたときのために、ギルドで登録しておいた方がいいと言われ初めて来たのだが、登録は可能か?」
「あ、はい!可能です。冒険者にはSランク~Eランクまで存在します。
新人冒険者の方は皆さんEランクからスタートするのですが、あの、そのー……」
「ん?なにかな?」
「あの、お二人は相当の使い手とお見受けしますが……」
「どうなんだろうな。確かにここに辿り着くまでに色々な修羅場は潜り抜けてきたが、色んな意味で……」
「え?」
「あ、いや、気にしないでいただきたい」
「はぁ……正直あなた方の実力で低ランクから始めると他の低ランク者の仕事がなくなってしまう恐れがありますので、特例ではありますが、Bランクからの登録でもよろしいでしょうか?」
「あ、うん。構わんよ」
「こちらが登録証になりますが、お名前は?」
………………
…………
……
決めてなかった!!
「俺がエストでこいつがラデルだ」
「畏まりました。エスト様とラデル様ですね。
こちらが冒険者証になります。あくまでも身分証の様なものになりますが、ランク更新時には必ず必要なものになりますので失くさないようにお願いしますね。
万が一失くされてしまった場合の発行手数料は糞高いので注意してください」
「了解した……」
「依頼は横の掲示板に貼ってありますので適当に持っていってください。
注意事項をお伝えしておきますね。
受注は1度に2つまで。
下のランクは受注できません。
上のランクは1つ上までであれば可能です。
ちなみに、今この世界にSランク冒険者は1人いらっしゃいます!
そ・れ・と、じつはSランクにもその上があるとかないとか。
では、エスト様、ラデル様に素敵な冒険を!」
なんとなくだが、売れないRPGアプリのスタート地点のコメントに似てた気がして少し鳥肌が立った俺であった。
「じゃーこれと、これにしとくか。ル、ラデル」
「そ、そうだな。うん、それで行こう」
……咄嗟に考えた名前……慣れん。
結局受注した依頼は
Bランク→グレートオークの討伐。
Aランク→デーモンスネークの討伐。
………………
…………
……
本当にさぁ最初から思ってたけど、ここのクエストランク基準って頭おかしいって!
まじで!




