【1】幸せな時間
俺とスレイは新婚生活をしていた。
特に素晴らしい家具があるわけでもなく、人から見れば普通以下かもしれないが、亜人種の生活では普通の生活だ。
とても穏やかで幸せな時間が過ぎていく。
時が経つのは早いもので、ここに来て半年。
スレイとの新婚生活も4ヶ月が過ぎていた。
ボイルは頻繁に遊びに来る。
レイグは卵が羽化し夫婦で嬉しそうに子供たちを見せに来る。
子供は2人とも男の子で長男がヴァイスで次男をルドラと名付けたらしい。
最近ボイルに恋人ができた。
是非結婚してほしいものだ。
俺も皆と仲良く楽しく過ごせている。
スレイのお腹の中には俺の子が授かった。
本当に幸せな毎日だ。
そんな時、レイグが、いつものように大樹の下で皆でご飯を食べようと提案してきた。
勿論、皆大賛成だ。
俺はスレイと一緒に行くから先に行っててくれと言う。
その瞬間、目の前が真っ白になり俺は倒れた。
なかなか来ない俺たちを呼びにきたボイルが最初に発見した。
『おい!建琉!建琉!どうしたんだ!
目を覚ませ!スレイ!!建琉が!!
レイグ!健琉を運ぶの手伝ってくれ!』
『!?
健琉!!!!』
『そんな……まだ……早すぎますよ……』
俺はかろうじて意識を取り戻したが、俺の寿命は今尽きようとしていた。
次で終わります。
悲しい最後になると思います
もう少し彼を長生きさせたかったんですが……




