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果実

Jelly(capsule)より。

わたしはわたしを削ることで言葉を得る。蝋燭が燃えるほどに短くなるのは、最後の輝きを唯得たいがため。最後の言葉をわたしはまだ知らない。生き続けることは滅びの穴へ向かう巡礼の列。朝の白さよりも昼のだるさを、夕べの薄寒さより深夜の沈黙を近しく感じる。それでも思い込んでいる常識的振る舞いを真っ赤な果実のように皮を剥けば、瑞々しき愚かさの果肉。全ての土壌は愚かさを含み、愚かさを吸い上げた摂理の樹は枝もたわわにそれを実らせる。

思い込みとは、立ち振る舞いの在りよう。我々は皆、愚かさの詰まった果実だ。

<https://www.youtube.com/watch?v=iWYrfIVLcpI>jelly(capsule)

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