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そして次の部屋も、さらに次の部屋も。
一部屋一部屋、いちいち時間が長いのだ。
おまけにずっとわけのわからないことを言って、騒ぎ続けている。
無駄に元気が有り余っている。
――こいつらいつまでいるつもりだ。ここは俺の家だぞ。
怒鳴りたくなりそうなのをぐっとこらえておとなしく待っていると、四人はようやく全ての部屋をまわった。
それはもうとんでもなくかなりの時間をかけて。
そして玄関前に来た。
――ふう、これでやっと出て行ってくれるな。
俺はほっとした。
その時、一人が言った。
「ここおもしろいな。もう一回見て回るか」
「そうだな」
「そうしよう」
「それがいいな」
俺は切れた。
激しい怒りを抱えたまま四人の前に姿を現した。
「おまえらいいかげんにしろ!」
ある日、廃墟となった大きな洋館で四人の若い男性の死体が見つかったと、全国ニュースで報道された。
終




