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新延長:avenir or cmeptb  作者: 依冬×夜霧 裕
近代ジパング編
100/113

博多マルチプリケイション1

今月は沢山投稿する予定(仮)

半年のインターバルができたせいで変わ(ry

 松江空港から筑前空港まで30分、稜葵の自家用ジェットに乗り込んだのは私、レイ、稜葵、天木幽と姫路菊だ。伊織は用事来れないらしく彼に「お嬢の事を頼む」と頼まれた。ちなみに、楓夏は補習、黒は生徒会の仕事とのこと。

 今日は稜葵の会社の開発した新商品のプレなんとかを見に行く、という建前で博多観光をするプランが練られている。

 サイバーの大阪、スキルのメルボルンに並ぶバイオの博多(諸説あり)であるその博多はジパング観光ランキングで常にトップ3を維持している。

 尚、国会のある大阪は入都制限がかけられ、スキルホルダーが人口の九割を占めるジパング第二の首都メルボルンは特殊条例が多くあることから観光ランキングに載ったことは過去に数回ほどしかないという。

 それらに比べ博多は住みやすさランキングでも上位とされ、バイオ技術力の高さから医療観光というものも存在している。

 そういうように完璧ともいえる都市がこの博多である。

 ────完璧というものがこの世に存在すればの話であるが。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「ここどこぉー!!!!」


 メビウスの輪のような橋の腹から愚痴を叫ぶのは迷子になった私こと戸室綾だ。

 橋の名前は錦帯橋と記されており、地名は岩国······知らず知らずの間に九州から本州へ来てしまっていたようだ。

 叫ぶ事でストレス発散したものの、いくら叫んだところで稜葵たちに合流できないという現実がより濃くなる事に気付き、むしろ新しいストレスに晒された。

 はて、博多へ戻るにはどの道を歩めば良いだろうか、否、来た道を辿(たど)るだけで良い筈だ。

 私は踵を返しながらここに至る経緯を思い出す。


 皆とキャッキャウフフしながらジェットを降りた私たちは空港で地獄の人混みに遭遇して散り散りになってしまった。

 通話しようにも今朝からは電波障害なのか繋がり辛く、一応繋がりはするがどの電車に乗ればいいのか分からず適当に人が満員ではない電車に乗り込んだ············。

 たぶんそれだ。満員でないという事は、向かう人の少ない場所行きの電車だったという事だ。

 電車に乗った後はゲームで時間を潰すことあっという間に30分、よく分からないところに終点で辿り着いてしまった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 博多行き満員電車に小型化して乗り込んだ私は、ゲームの限定ガチャが本日のお昼までだという事を思い出して、石集めに手を伸ばした。

次回、石集めの努力の末に何も当たらなかった綾は疲れからかSLに追突してしまう。チャオ。

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