迫る戦争
遅れてて大変申し訳ありません
それと、遂に新キャラ登場。
城の中、其所を走る影があった。その影は真っ直ぐある場所に向かっていた。
そして、一つの部屋の前に着くとすぐに
「アリシャ!!」
そう、叫んだのはアランだった。
此処は城の医務室である。すると、奥から一人の男性が出てきた。
「コラ、うっせーぞ、アラン。此処は医務室。解る?解ったら静かにしろおk?」
男は、アランを何かのボードで殴る。
「むっ……済まんな。だが、アリシャは何処だ?」
「………ヘイヘイ……お前、スゲー子煩悩に成ったな……ほら、これがカルテだ」
そう言って先程アランを殴ったボードを渡してくる。
アランは、それを受け取ると目をとうし始めた。
「全身打撲、至る所に骨折、内臓の損傷、聖装備の攻撃で寧ろこの程度で済むって普通有り得んぞ」
今回、アリシャは何者かの助けも有りこの程度で済んでいるが、本来なら軽くても、腕の一本位持って行かれる位の大怪我をしていたのである。
アランもそれを知っていて急いで来たのだ。
「まぁ、そうだな。……アリシャは?何処に?」
「………はぁ、其処だよ、くれぐれも大声出すなよ」
男は、溜め息を付きつつ、アランにそう言った。
「あぁ、さっきは済まんな、お詫びに今度おごってやるさ。『レン』。」
「へーへー、期待せず待ってるよ」
そう言って、レンと呼ばれた男は、医務室の奥へ消えた。
アランは、カーテンで仕切られたベッドに向かう。
カーテンを潜ると、ベッドには、全身に包帯を巻いたアリシャが横たわっていた。
~ローレンスサイド~
妾が襲撃者撃退の報告を受けたと同時、こんな情報も一緒に入ってきた。
『アリシャへの攻撃、及びアリシャの瀕死』
アリシャは、並みとは比べものに成らぬ程の魔力を持って要るがそれだけだ。強いて言うなら、宝の持ち腐れ、と云う奴だ。
だからこそ、それに対して驚きも何も感じなかった。ただ、やっぱり、とそれ以外感じなかったのだ。
「戦争も、時間の問題か……」
小声で呟いたローレンスは、目の前にいた、情報を持ってきた兵士に対して
「ご苦労、下がって良いぞ」
そう言い下がらせた。
~アリシャサイド~
その頃、アリシャは……
「何これ、すっごいデジャブ」
其処は、自分が転生する前に見た最後の景色だった。




