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命の値段


「くっゴーレムがッ!!」


 ビシッ

 同じく叫んだアルフレッドも、やっぱり師匠に気絶させられてガクッと再び倒れ込んでしまう。師匠は基本俺以外の人間には厳しいから、自ら蘇生した者を乱暴に気絶させるなど平気なんだ。


「キャーーッ!?」


 謎の獣人のシッポに倒された彼を見て、最後にレミランが叫んだ。


「うるさいのぅ」

「ダメだっ」


 俺は打たれる前にレミランにガバッと抱き着いて、シュンビンなムチの様な師匠のシッポを防いだ。

 どバシッ!


「やだっユリナス」


 事情を知らない彼女は頬を赤らめて恥ずかしがった。俺も良く考えたら恥ずかしい! すぐに手を放す。

 ぱっ


「何抱きあってんのよ?」


 ってマリも見てたでしょ!? 嫉妬してるのかな……



 そんなこんなで気絶した二人に回復魔法を掛け、復活した三人が水を飲んだりして落ち着くのを待った。


「……つまり俺達四人はゴーレムの広範囲攻撃に全滅したが、謎の青い女という人物に助けられてこの美しい女性によって蘇生されたのだな」


「全滅したのよねえ? その青い女って誰が見たのよ?」


 シャリィがじとっとした目で見て来る。スルドイ!


「私が見たわよ! 確かに青い女が4人を運んで来たのだけど」


 ギロッ

 話を合わせてくれてるマリの目が怖い。もしかして青い女にまで嫉妬してる!?


「青い女とな? どっかで聞いた様な聞いてない様な……」


 師匠が要らない事まで考え出してしまうといけない!


「わわわ、師匠本当にありがとう御座います」


 俺は必死に話題を転換した。


「師匠様本当にありがとう」


 レミランが深々と頭を下げた。


「うむ……ユリナスの師匠、なんという美しい方なのだろう感謝の言葉しか無いよ」

「ムッ?」


 彼の言葉にシャリィが頬を膨らませる。


「俺の自慢の凄すぎる師匠なんだっ!」


 俺はとにかく師匠に感謝して機嫌を取りまくった……



「まさかタダと思っておらんじゃろうのぅ? 一人100万エピじゃ」


 え?

 シィーン

 和やかな雰囲気の中で、師匠がいきなりシビアな事を言った。100万か……


「生き返るのに100万なんて安い物じゃない」


 マリが何故か半笑いで両手を広げる。


「その通りだっ! すぐにホテルから取って来るよっ」

「ホッ良かった払える範囲で」

「すぐに……お支払いします」


 3人がそろって即答して俺はコケた。


「何ィ安いじゃと? では一人1000万エピじゃっ!」


 師匠、安いて言ったのはマリですよーっ。でもさすがセレブパーティー100万くらい平気か……って一千万だと!? でも命の値段だしね。


「ホッ、良かったホテルには5000万程あるからなんとかなるよ!」


 彼の即答に俺は地面にめり込む程コケた。五千万あるの? まだ俺達子供だよーっ

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