依頼の続きです
◆◆◆依頼の続きです◆◆◆
3つ目のチェックポイント
草に埋まっていたのでがんばって草をどけて起動しました。
4つ目のチェックポイント
特に問題ありませんでした。
5つめのチェックポイント
「あれはコボルドのようだ。」
コボルドがチェックポイントの大筒の前でスヤスヤと寝ています。
「なんであんな所にいるんですか?!」
こんなの、一人で来て見つかったら食べられてしまいますぅ・・・。
「知らぬ。聞いてきても良いが?」
「やめてください!」
「あまり騒ぐと起きるかもしれぬぞ?」
「やめてください・・・。あれ、どうしたらいいんですか?」
「さしたる問題ではない。人化解除!」
キリコさんが巨大化したと思えばすでにコボルドにかぶりつき、丸のみにしているところでした。
バリゴキブチ!
ひえぇ・・・キリコさんがまだもぐもぐしていますぅ・・・。
ウォリウに襲われた時より怖いです・・・。
「×××××××××××××××××。人化。」
食べ終わったキリコさんが人化しました。
「噛めば噛むほど滴る血が素晴らしい。肉の方もなかなかの絶品だ。ゲテモノほどうまいと聞くがあながち嘘でもないようであるな!」
「その・・・キングベヒーモスだった時に食べなかったんですか?」
「無いのである!食べるものが無くて仕方なく人里を襲ったが速攻で霧に捕まってしまったのだ。」
「ひ、人も食べるのですか?」
「オレサマ、オマエ、マルカジリ。」
「ふえ!」
「はははは!大丈夫だ!お前たち人間からは不味そうな臭いがする。草でも食んだ方がマシであろう。」
「もう、脅かさないでください。じゃぁ、なんで魔物は人を襲うのですか?」
「さて、わからぬな。その辺りの事はどうも思い出せないようだ。ただ・・・」
「ただ?」
「主人の血はとてもうまそうな気がする。」
「!」
「たまたま。そう、偶然怪我をしてしまった時でも良いから!なめさせて頂きたい。」
じゅるり。そんな音が聞こえたような気がしました。
「絶対に嫌です。」
「必ずや隙を伺いその甘美なる雫を手に入れて見せると心に決めた。」
「やめてください・・・。」
怪我をしないよう本気で気をつけたいと思います・・・。
6つ目のチェックポイント
特に問題ありませんでした。
7つ目のチェックポイント
散々嫌がらせしてくれたアローラビットを見つけたのでカースで倒しました!
きたない弓使い、ゆるしません!
8つ目のチェックポイント
「なんだか魔石が少ないです。」
「誰かが、もしくは何かが持って逃げたのだろう。そういう場合の対処法も地図に載っているのではないか?」
「えっと、大筒がない場合・・・じゃなくて・・・魔物を討伐できない場合・・・でもなくて・・・魔石だけない場合は近くで集めてみて足りなければ大筒を持って帰るように・・・。」
「あれとあれ、それに・・・あれを使えばいいだろう。」
キリコさんがいくつかの石を指差します。
「魔石がわかるんですか?」
「まぁ、この程度はな?」
「キリコさんすごいです!」
「はははは!もっと褒めても良いのだぞ!」
「えっと、これですよね?」
「そうだ。次はあれ、そしてあれが大きくて使いやすい。」
私たちは射光装置に魔石を詰め直して起動させることができ、町へと帰りました。




