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依頼を出しましょう

◆◆◆依頼を出しましょう◆◆◆

翌日、私は冒険者ギルドへ来ていました。


「サリアさんおはようございます。」


「おはよう、ヘンリエッタちゃん。今日も元気そうだね。」


「はい、昨日はたくさん稼げたので、Dランク魔物の納品依頼を出しに来ました。」


「へぇ、もう貯まったの?さすがは期待の新人ね。」


「もう、やめてください。全然そんなこと思ってないですよね?」


「あはは、バレた?でも、その稼ぎにだけはお姉さんもあやかりたいわ~。あ、依頼申請書はこれね。」


そう言って依頼を書く紙を渡されました。


「たぶん、説明とかいらないと思うけど、わからないところがあったらお姉さんに聞くか、既に出ている依頼を参考にしてね。」


「はい、わかりました。」


私は空いている机を探して白紙の依頼書に挑みました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●ご依頼の主な内容



●ご依頼人


●ご依頼の場所


●ご依頼の規模


●ご依頼における報酬


●ご依頼に関するその他の詳細




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


へぇ、こんな風になっているんですね。


カキカキカキカキ・・・。


これはこんな感じでいいかな?


詳細は…。


よし、これいいかな?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

●ご依頼の主な内容

ランクD以上の魔物の死体の納品


●ご依頼人

ヘンリエッタ

●ご依頼の場所

特に指定はありません。

●ご依頼の規模

1体

●ご依頼における報酬

金貨4枚

●ご依頼に関するその他の詳細

スケルトン化可能な死体でお願いします。

スケルトン化した時に、最低限指示を理解できる個体にして下さい。

陸上で活動できない魔物はダメです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


屈強な魔物でもいいし、魔法が得意な魔物でも良さそうですよね。


骨はないけどレイスやゾンビならアンデッド化できると言われたら困るので、スケルトンになれる個体という条件を付けました。


強いお魚さんが来ても困るのでそれも辞めてもらいました。


何が来るかな~、楽しみですね!


「サリアさん、これでお願いします!」


私はそう言いながら依頼申請書をサリアさんに提出しました。


「ふむふむ、だいたいいいんじゃないかな。依頼料は今払っとく?」


「はい、これで。」


私は金貨4枚を支払いました。


「えっと、依頼料はこれでオッケーね。あと、手数料として、銀貨5枚ほどかかるんだけど大丈夫かな?」


「はい、大丈夫です。」


私はさらに銀貨5枚を支払いました。


「これで依頼が受理されました。こちらで正式な依頼書にして張り出しますので、結果をお待ちください。」


「ふぅ、依頼って、結構簡単に出せるんですね。」


「そりゃそうよ、じゃないと依頼を出す人が減っちゃうでしょ?」


「それもそうですね。あ、それと、簡易鑑定スクロールを1枚下さい。」


私は大銅貨1枚をサリアさんに渡しました。


「また何か拾ったの?運がいいわね。はいこれ。」


「ありがとうございます。さっそく鑑定ですね!」


私は近くの長椅子にスクロールと指輪を乗せました。


「秘められし力を暴き給え、簡易鑑定!次はどんなのかな?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

守りの錫の指輪 耐久12/12

スキル 守+28 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「うーん?一個しか上がらないけど強そうです。」


「これなら当たりの部類ね。でも、一体どこから・・・いや、聞くのは良くないわね。気にしないで。」


「え、あ、はい。あ、そうだ。この青い宝石は売れますか?」


私は掘りあてた宝石をサリアさんに見せてみました。


「うーん、見た所普通の宝石ね。これも拾ったの?1個じゃ大銅貨数枚にしかならないし、そんなに場所を取らないから記念に飾っておいたら?」


「わかりました、そうしますね。」


やっぱり普通の宝石みたいです。きれいだから丁度いいよね。


「今日はこれでお休みにします。また来ますね。」


「はい、おつかれさまー。納品されたら連絡するから、それまでゴロゴロしてるといいんじゃないかな?」


「たまにはそれもいいですね。考えてみます。」


私はギルドを後にしました。


残りのお金は小金貨2枚くらいあるので、生活するには十分です。


せっかく依頼を出したのに、魔物が届く前にけがしたら大変ですからね。


しばらくは簡単で安全な依頼を探したいです。



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