頭に針が刺されてる!?
「や、やめろ!近づくな!」
そう言ってそいつは弓を構えた。
「おいおい、勘弁してくれよ。あんたの弓は速くて嫌なんだよ」
「なんでそんなに余裕があるんだよ!!おかしいだろ!!死ぬかもしれないんだぞ!!」
はぁとため息を一つついて俺は言う。
「じゃあ聞くがお前は地面にいる蟻が怖いか?怖くないだろう?それと同じだ。もうこの話も終わりにしよう」
俺はそいつに近づいてうなじに手刀を喰らわせた。
鈍い音が鳴りそいつは目を白くして地面に倒れた。
「ん、、、んん、、、あれ?体が動かねぇ!」
そいつは起きた途端まるで赤子のように暴れ出した。
しかし近くに落ちていた縄で超強く縛ったので手足を動かす、ましてや顔を動かすこともできないだろう。
それに目隠しもしている。
「な、なんだ、頭に針が刺されてる!?」
確かにそう思うのは仕方ないだろう。俺はそいつの頭の同じ位置に水滴を一定の間を空けて垂らし続けている。これによって人はとてつもない苦しみを味わうとか。
「や、やめてくれ!なんだか気持ち悪い!それに針が痛い!」
俺は近くの岩に腰をかけた。思い込みというのは本当に怖いものだ。
「あ、そうだ。ちなみにまだまだ続けるつもりだよ!あと1日くらいは。そしたらそのあとじっくり殺してあげるよ!」
するとそいつは掠れた声で言った。
「あぁ、あ、、、あぁ、」
「んー、なんだかすごく綺麗で居心地がいいんだよな。綺麗だなぁ」
私はその美しい葉の間から光が差すその光景に見惚れていた。心地いい風の音。心地いい太陽の光。何もかもが心地いい。
「少しだけ休んじゃおっかなああああ!」
私がくつろごうとした瞬間。急に、横から魔力の赤色の極太ビームが放たれた。私はギリギリ反応が間に合い炎の壁を作り出した。
ビームから溢れ出す赤色の光と炎の火の粉が舞う。
「ふっ。これくらい余裕よ!」
私はそう言って一気に力を上げる。炎がビームを包み込むように掻き消してゆく。
「なっ!」
やつはそう言って横にと飛び込むように炎を回避した。
「はいキャッチ!」
「えっ?」
私は彼女の飛び込んだ先に移動して落ちる前にキャッチしてあげた。なんで優しいのだろう。
「じゃあ眠ってちょうだいね」
私はストンと手刀で眠らせた。
「でも拷問なんて嫌だなぁー。この子私よりも幼いみたいだし、んー、でもなぁー」
私はどうしようか1人悩んでいた。おそらくやろうと思えばこの子だけで15から20はもらえるだろう。しかしこんな可愛い子にそんなことをするのは流石に心が痛む。
「・・・ここは、どこ?」
彼女は辺りを見渡してそう言った。
「やっと起きたのね。あなたはこれから何をされるかわかってるわよね?」
するとその子は青ざめて涙を流し始めた。
「嫌だ。痛いのは嫌だ!死にたくない!苦しい思いはしたくない!殺すなら一瞬にしてよ。お願い!お願い!」
その返答に私は、、、




