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始まりは雨の日に…



-ザァァァー


空から落ちてくる雨が痛い程に俺の身体を打ち付ける。


口の中は血でにじんでいるのか鉄の味がする。


(何やってるんだろうな俺……)



†††††††††††


俺の名前は響音狗狼(ひびきねくろう)、歳は11歳、男、好きなものは……特にないな、嫌いなものは……これも特にない。


俺は産まれたばかりの頃に両親が死んでしまったらしい、親戚もいなかったため孤児院に入ることになったらしい。


これは、孤児院の院長から聞いた話しに過ぎない……


俺からしてみれば両親の顔なんて知らないし、物心ついた時には孤児院暮らしだったしな。

孤児院はそれなりに大きく俺と同じくらいの歳の子供も居たが俺は常に独り部屋の隅に座っている毎日だった。


理由?


さぁな……

俺には誰も近寄ろうとしなかったし、そんなことどうでもよかったから考えたことすらないよ。


とりあえず話しを現在に戻そう……



†††††††††††




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